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  • 柴田 あいか助教
  • Aika Shibata
  • 生物工学科
  • 研究室植物分子生物学1研究室
  • 専門分野植物生理学、進化生態学
  • 担当科目生物科学1
    • 微生物
Q1研究の内容を教えてください。

 ミドリゾウリムシというゾウリムシの中には、いつも決まって共生しているクロレラ(共生クロレラ)がいます。この共生クロレラはゾウリムシの細胞の中で暮らすことに適応しており、普通のクロレラとは異なる性質をいくつも持っています。その中でも、共生クロレラが光合成で作った糖をミドリゾウリムシにわたすという性質に興味があり、その機構を明らかにする研究をしています。
 共生は光合成真核生物の進化を語る上で欠かすことができません。マーギュリスの共生説にいわれている通り、すべての葉緑体は共生を経て成り立ちます。共生クロレラがミドリゾウリムシの中でいずれ葉緑体になるかどうかはわかりません。しかし、 光合成共生体が宿主に共生する機構を知ることは葉緑体の形成過程を知るための大事な情報にな ると考えています。

Q2研究に興味を持ったきっかけを教えてください。

 中学生・高校生のころ海辺の生き物を捕まえて飼育観察することが趣味でした。ヒトとは違う生き方をする(私たちから見たら一見変な)生物たちが、どんな仕組みをしているのか、どんな進化をたどってきたのかを考えるのが好きで、その延長に今の研究がある気がします。

Q3高校生へメッセージをお願いします。

 好きなことを一生懸命やることと、自分の好きなものの素晴らしさをうまく伝えることが大事だと思います。私が研究室で最初に教わったことは「大いに遊べ(研究を楽しめ)」でした。その後、大学院に進んで「好きなことがやりたければ、みんなに理解して興味を持ってもらうことが必要」ということを教わりました。
 高校・大学では好きなことを見つけて、どんどんやってみましょう。そして、いずれそれを形にしたいと思った時には、人に伝える力が必要になってくると思います。頑張りましょう。私も頑張ります。

おすすめの書籍

コンラート ローレンツ 著『ソロモンの指環』