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  • 研究
  • 2023.07.19
  • セロリやパセリに多く含まれるフラボノイド配糖体アピインの生合成アピオース転移酵素遺伝子を世界で初めて同定 〜抗不安作用があるとされるアピインの生産に道を拓く〜

  • 立命館大学大学院生命科学研究科の山下真穂さん(博士前期課程)、藤森多恵さん(2020年度博士前期課程修了)、An Songさん(博士後期課程)、井口翔さん(2023年博士前期課程修了)、同大学生命科学部の竹中悠人助教(現三井化学)、梶浦裕之助教(現大阪大学)、松村浩由教授、石水毅教授らの研究グループは、京都大学大学院農学研究科の小林優准教授、サントリーグローバルイノベーションセンター(株)の小埜栄一郎主任研究員らと共同で、セロリやパセリに多く含まれるフラボノイド配糖体アピインの生合成に関わるアピオース転移酵素遺伝子を初めて見出しました。本研究成果は、2023年7月12日(日本時間)に、米科学雑誌「Plant Physiology」に掲載されました。


    <研究成果の概要>
    本研究では、セロリやパセリが多く生産するフラボノイド配糖体アピインを生合成するアピオース転移酵素の遺伝子を世界で初めて明らかにしました。植物にはアピオースという糖を含む化合物が千種類以上存在することが知られていますが、アピオースを付加する酵素の遺伝子が見つかったのはこれが最初です。この酵素遺伝子が見出されたことで、謎が多いアピオースという糖の役割を解明する研究が展開できるだけでなく、人に対して抗不安作用があるとされるアピインの生産や機能解明の研究を展開できるようになります。

    本研究の詳細については、下記URLをご参照ください。

    プレスリリース(メディア向け)