周辺地域から集まってきた排水が、ゲートをくぐってこの施設に入ってきます。ここで、大きなゴミは取り除きます。 これが、施設に入ってきた直後の市街地排水! 台所の排水溝のような臭いがしますが・・・この施設ができる前は、このまま琵琶湖に流れ込んでいたんです。
汚れは水槽の底に沈み、その上を上澄み水が流れてきます。この施設の水槽には接触材が入っていて、そこに着いた微生物が水を分解して、さらに浄化してくれます。
ゆっくりと水が流れるようになっており、植物が汚染物質を吸収し、さらには根で絡め取ります。その結果、植物の間を水が流れる間に浄化されていきます。
ろ材という石には穴がいっぱい開いています。その中にいる微生物が水を浄化してくれるのですが、実はこの施設は使われていないのが現状です。これから先、この施設を有効に利用した活動を進めていけたらと考えている途中です。
冬の間、植生浄化施設の植物は浄化能力が低下します。そのため、この施設は植生浄化施設の代わりに稼動します。赤玉土という土の作用で水が浄化されるのです。
そして、これが浄化された水です!施設に流れ込んできた直後の水とは比べものにならないぐらい透明で、きれいになっているのを目の当たりにしてもらえたのではないでしょうか。