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教員紹介

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蓮元 憲祐 蓮元 憲祐
蓮元 憲祐
准教授
Kenyu Hasumoto
所属学科
薬学科
専門分野
医療薬学系|その他
学位
博士(薬学)

経歴概要

出身大学院・出身大学他

1991 金沢大学薬学部薬学科 卒業  1993 金沢大学大学院薬学研究科薬学専攻修士課程 修了  1996 京都大学大学院薬学研究科薬学専攻博士課程後期課程 修了

研究者になったきっかけ

研究者になったきっかけ

 幼少の頃から植物が好きで、母と自宅の花壇で草花を育てて楽しんでいました。小学生になると1年生ではアサガオ、2年生ではヒマワリと学校で、また自宅の花壇で育てていました。  夏休みになると宿題として「自由研究」があります。このテーマとして私は、毎年、植物を題材として取り上げて色んな「実験?」を行いました。一番思い入れのあるテーマは、小学3年から5年まで続けて自由研究をした、「草花の水の吸い上げ」です。草花の葉っぱを取ったら水の吸い上げはどうなるか?また花を取ったらどうかなど、色んな条件で草花の水の吸い上げを検討しました。  ほぼ毎年、「自由研究」ではクラス代表や学校代表として選ばれ、多くの人の前で自分がやった実験について発表してきました。この時の自分のやったことが多くのひとに聞いてもらえるという、充足感と満足感がその後の研究者を目指したきっかけになったと思います。

研究について

研究分野・テーマ

学生にとって満足度の高い教育プログラムの開発

 全国の薬学部では、「薬学教育モデルコアカリキュラム」という共通の教育カリキュラムがありますが、その実践は各大学毎にアレンジされています。  そのため、立命館大学薬学部での最適化を目指して、学生にとって満足度の高い教育プログラムの開発を研究しています。

研究テーマへの想い

 研究テーマは、「薬学教育モデルコアカリキュラムに基づいた学生にとって満足度の高い、知識・技能・態度の修得に重点をおいた教育プログラムの開発」です。  2016年4月からこの研究をスタートしており、主に日本薬学教育学会、日本医療薬学会、日本薬学会において学会活動し、関連学術論文を発表していこうと考えています。  教育プログラムの開発は、医療薬学系にとどまらず、元々自分自身の専門領域である基礎生物系また、もっと幅広く薬学全般も視野に入れていきたいと思っています。どのような分野に活動を広げていっても、最終的には学生目線での学習満足度に重点をおいた、より良い教育プログラム開発を行うことを目的としていきたいです。  この目線だけは絶対にぶれないように常に「これは学生にとってより有用か?」と自分自身に問いかけながら研究を進めて行きたいと考えています。

学生へのメッセージ

蓮元 憲祐 学生へのメッセージ 蓮元 憲祐 学生へのメッセージ

大学では論理的な考え方を学んで欲しい

 私は、元々研究職(基礎生物系)を目指して、大学、大学院でトレーニングを受け、幸いにも結果的に研究職に就くことができました。しかし、いろいろな事情があり、幼少の頃より目指してきた研究職をあきらめなければいけませんでした。その後は、幸いにも薬剤師免許を持っていたので、調剤薬局の薬剤師になりました。でも今とは違って大学で薬剤師のトレーニングなどを受けていなかったので、独学で調剤技術や薬剤のことを勉強しました。ご縁があって、研究職(基礎生物系)とは違ったかたちですが、大学へもどって来て、教育を専門とする職に就きました。振り返って言えることは、研究職になるためのトレーニングはとてもその後のキャリアに役に立ったということです。ものごとを論理的に考える訓練をしてきたことは、どんな職に就いてもとても助けになりました。学生へひとことメッセージを送るなら、大学では習った内容を覚えることも大切かもしれませんが、それよりは論理的な考え方を学んで欲しいということです。この考え方は将来どんな職に就いてもきっと役に立つと思います。

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