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教員紹介

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小原 弘子 小原 弘子
小原 弘子
講師
OHARA Hiroko
所属学科
薬学科
専門分野
医療薬学系
担当科目
医療薬学実習1|医療薬学実習2|実務前実習

経歴概要

出身大学院・出身大学他

1979 東北大学薬学部 卒業

研究者になったきっかけ

研究者になったきっかけ

高校時代に好きだった教科は日本史、古典、体育。遺跡の発掘調査の様子やその成果がテレビ報道されるたび、夢中で見ていました。いつかは自分もあのような現場に立ってみたい、などと漠然とした夢はありましたが、そのために何か努力をするわけでもなく、思い返すとあの頃の私は、自分がこれから何を学び、何をしたいのか、はっきりした目標がなかったように思います。ただ、自分の思考回路は理系向きだという自覚があったので、文系・理系の選択時には理系を選びました。そんな私が大学進学時に薬学部を選んだのは、『これからの女性は、生涯続けられる仕事・資格を持っていた方が良い。』という、理科の教師をしていた父の強い勧めがあったからです。大学卒業後小さな製薬メーカーの研究員、医薬品卸の管理薬剤師、保険薬局の管理薬剤師、そして薬学部教員と、結婚や夫の転勤、出産、子育てなどで職種を変わったり、休職していた期間もありましたが、今も現役でいられるのは父のアドバイスのおかげと感謝しています。

学生へのメッセージ

小原 弘子 学生へのメッセージ 小原 弘子 学生へのメッセージ

その人に合った正しい情報を見つけ出し、アドバイスできるのは薬剤師だけ

薬学部へ入学してすぐに、「これからの薬剤師の仕事は対物から対人です」という内容の講義を受けて、それまで持っていた薬剤師のイメージとの違いに戸惑う人もいたのではないでしょうか。履修科目を選択する時に、コミュニケーション系の実習時間が多いことに驚いた人も少なくないと思います。私も医療薬学教育実習の嘱託講師の仕事に初めて就いたとき、自身の学生時代に比べて大きく変わっているカリキュラムにびっくりしました。計数・計量調剤の機械化が進む中、いかに患者と話すことができるかに重きが置かれるようになっています。令和2年9月1日より改正薬機法の一部が施行され、調剤後の患者に対する電話などを利用した服薬フォローが義務化されました。そして、どういう患者をフォローアップするかは薬剤師の裁量に任されています。その見極めをするためには、薬学的知見はもちろん、患者が何に困っているか、どんな問題を抱えているかを知ることが必要です。将来薬のプロとして患者さんに積極的にかかわり、信頼関係を築けるよう、コミュニケーション能力を磨いてください。