RITSUMEIKAN 立命館大学



バックナンバー


▼▼EVENT(スポーツ/学芸)▼ ▼

【1】[@大阪] [有料][申込不要]
ラグビー部「2023年度関西大学ラグビーリーグ」 vs近畿大学
[日 時] 12月2日(日)14:00
[場 所] 花園第二グラウンド
[入場料]  2,000円(一般・前売券)、2500円(一般・当日券)
[その他]
詳細はコチラ≫
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【2】[@静岡]
女子陸上競技部 「2023全日本大学女子選抜駅伝競走」
<お勧めポイント>
7区間43.4?、24チームがたすきをつなぎます。一年を締めくくる大事なレースですあり、4年生にとっては最後の駅伝大会になります。応援よろしくお願いします。
[日 時] 12月30日(土) 10:00スタート
[場 所] 静岡 富士山本宮浅間大社前?富士総合運動公園陸上競技場
詳細はコチラ≫
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【3】[@岡山] [無料・有料][申込不要]
女子ホッケー部 「第84回女子全日本ホッケー選手権大会」
<お勧めポイント>
HJL 日本リーグの上位3チームと出場プレーオフ (HJL 4・5位、全日本社会人選手権 優勝チーム) の勝者1チームおよび全日本学生選手権の上位4チームが出場して日本一を決定します。学生1位として優勝目指して精一杯戦います。応援よろしくお願いします。
[日 時] 12月22日(金)から12月24日(日)
[場 所] 赤磐市熊山運動公園 多目的広場
[入場料]  1回戦:無料、準決勝・決勝:1000円
詳細はコチラ≫
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【4】[@東京] [有料][申込要]
バレーボール部「第76回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会」」
[日 時] 11月28日(火)から12月3日(日)初戦11月28日(火)9:00から vs国際武道大学 
[場 所] 大田区総合体育館
[入場料] 未定
詳細はコチラ≫
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【5】[@東京] [有料][申込不要]
女子バスケットボール部 「第75回全日本大学バスケットボール選手権大会」
[日 時] 12月2日(土)から10日(日) 初戦12月6日(水)
[場 所] ?エスフォルタアリーナ ?国立代々木競技場 第二体育館
[入場料] 未定
詳細はコチラ≫
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【6】[@大阪] [有料] [要事前申込]
応援団吹奏楽部 第60回定期演奏会
<お勧めポイント>誰もが知るJ-POPから、立命館サウンドをじっくり感じることが出来るクラシックまで、幅広い楽曲や演出をご用意しております!
[日 時]12月10日(日)
[場 所]東大阪市文化創造館
[入場料]一般:1000円、高校生以下:300円、立命館大学生:500円、未就学児:無料
[その他]チケットお取り扱い
イープラスにて販売中 お申し込みURL : https://eplus.jp/sf/detail/3970610001
応援団吹奏楽部公式SNSアカウント
Instagram:@rits_winds
X(Twitter):rits_winds
Facebook:立命館大学応援団吹奏楽部


▼▼研究者インタビュー▼ ▼


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  研究者インタビュー
    食品産業自動化へのチャレンジ
    理工学部ロボティクス学科
    准教授 王 忠奎 先生
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今回の研究者インタビューでは、理工学部ロボティクス学科の王准教授をご紹介します。今日、食品産業は深刻な労働力不足に悩まされています。食品製造、食品加工、食器洗浄など、これまで「人手」に頼っていた産業構造に限界が近づいてきており、今後はIoT やロボットを活用した新たな産業構造を模索していく必要があります。その解決を目指してロボティクス学科の研究者、大学院生とともに日夜研究活動に取り組む王先生、今回はその王先生のインタビューをお届けします。
Q.先生のご出身、ご経歴を教えていただけますでしょうか?
中国の北部、黒竜江省の哈爾濱(ハルビン)の出身です。博士課程途中まで中国で過ごしてから来日しました。2007年に立命館の博士後期課程に入学、2011年に課程修了、学位を取得(平井慎一先生研究室)、その後、総合科学技術研究機構のポスドクとなりました。その間に大学のプログラムを使って、スイス連邦工科大学に半年留学しました。帰国後は助教となり、そのあと川村先生が代表を務めるSIP※第2期のプロジェクトに参画、それまでも取り組んでいた食品ハンドリングの研究に本格的に取り組み今に至ります。
※内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム

Q.先生のご専門と、特に今、力を入れておられるご研究をご紹介ください。

私の専門はロボティクス、ロボットを作るということですが、特に最近は食品のハンドリングに注目して研究を進めています。なぜこの研究をスタートしたかというと、もともと博士課程の時にこの理論的な部分には取り組んでいたんですが、食品の力学的なモデリングを研究している人が少ないことに着目したからです。普通の金属、材料については取り組まれている方は多くいますが、食品をターゲットにされている方は少ないんですね。博士課程修了後、実際に何かに役立つ事に取り組みたいと考えていた時に、ちょうどある会社から、「お弁当の中の食材が入ったおかずカップの把持、ハンドリングは出来るか?」と相談があり、取り組み始めました。

Q.このような相談が来るという事は、食品業界というのは、いまだに手作業が占める部分が多いということでしょうか?
麺を茹でたり、素材をカットしたり、炒めたり等の準備、調理は専用機を使って自動化出来ていますが、掴んでセットする部分がなかなか難しく、そこは人がカバーしています。専用機を作って対応しようと思えば出来なくはないのですが、コスト面で採算が合いません。お弁当の中身は平均的に2カ月周期で変わります。また、同じ生産ラインで異なる弁当を生産していまして、段取り替えが頻繁に起こります。2カ月周期と段取り替えのためにそれぞれ専用機を作ってもコストのバランスが取れない、ですから、人間のほうが対応しやすいんですね。
 お弁当の工場に見学に行くと、盛り付けの見本が有り、これを作業者が見て確認して、何個か練習するんですよ。それでOKだったら直ぐに人海戦術でとりかかるんです。で、ひとつのお弁当が終わったら次に違う弁当を作る、この繰り返しですね。

Q.食品ラインの自動化の中でも、特に先生が携わっておられるのはどういった部分でしょうか?
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                   キュウリの自動把持装置
私が担当しているのはハンドリングです。把持して高速で搬送したり、盛りつけをしたり、お弁当の中に入れたりといった所です。食品は特性が複雑で、力を入れすぎると壊れますし、形も変わります。例えば一口に唐揚げといってもサイズも形もバラバラで、一つのハンドで全部対応することは非常に難しい。これに対し、人の手はとても器用ですし、高速での作業が可能です。これをロボットで同じ作業をしようと思ったら難しい、認識、計算も必要ですし。

Q.こういった研究が企業から求められているということは、社会のニーズが高いということでしょうか?

そうですね。食品業界の方からよく聞くのは人手不足です。5年前だったら作業者を雇用することで対応できていましたが、今は難しくなっています。特に北海道等の地方部ではさらに深刻になっています。この状況打開のためにロボットを導入すると1台約2,000万円、地方の平均的な賃金との比較で考えると、人を5年間雇用してもロボットより安いとなります。ですので、2,000万のロボットを導入できる状況にもならない。ロボットは凡そ5年でシステム更新や、大掛かりなメンテナンスが必要にもなりますので尚更です。食品の自動化というのは以前からニーズは有るんですが、バランスがなかなか取れないんです。自動車産業の場合、自動車はそもそも高価なのでロボットを導入するメリットもありますが、単価の安い食品、農業ではそうはいかない。これら産業の自動化が進まない由縁です。ここ近年で状況がどんどん厳しくなっていますから、手をこまねいているだけでなく、何とかしないといけないとスタートしたのがSIPプロジェクトです。この問題をなんとかしないと、極端に言えば文化が変わってしまう危機感を持っています。

Q.実際に先生のご研究の内容で社会実装されたものは有りますか?
1件実際に進めています。具体的にはカキフライが対象なんですが、農水省のプロジェクトに採択され取り組んでいて、今年度中に導入の予定です。カキフライは(食品何でもそうですが)とても難しくって、つかんだところのパン粉が落ちたりしてしまい、この対応のために、把持する手の材質、駆動等色々な工夫をしました。速度については、ゆっくりならなんとか可能ですが、高速での実現には多くの苦労がありました。人間の作業速度って実は速いんです。

Q.これからの研究の展開、方向性をお聞かせください。
食品については、カキフライが今年社会実装となりますので、これからもっと様々なものに我々の技術を広げていきたいです。展示会等にも出展し我々の成果を積極的に広報したいと考えています。
 次のステップとしては、人のように柔軟に対応可能なシステムにチャレンジしたいですね。「使う時に持ってきてすぐに対応できる」「対象物が代わっても対応できるように認識して、自分で考える」等等。またシステムのコンパクト化にも是非取り組みたいです。使用するときのみ持ってくる、使わない時には別の場所で別の仕事をする、これが可能になるとロボットシステムのメリットが最大化出来ると思うので、そんな研究に学生たちと取り組んでいます。最終的には、言ってみれば人間のもっている能力、五感というか、そういった要素すべてを網羅したシステム構築にチャレンジしたいです。例えば目を例に挙げると、人間の目は複雑でいろんな情報が取れるんですね。これをロボットで再現するとなると、様々なセンサーを付けて人の目の代わりに、さらに現在は、人工知能の高度化が著しいので、これと組み合わせ一つのシステムで対応できるようにと考えています。あとは費用です。普及可能な安価なものでないと意味がないと考えています。やはり、産業に役に立つものは簡単で安くて、そして様々な事象に対応できるものを作りたいですね。
われわれはロボティクス学科の人間ですので、人の役に立つように物を作る事が重要と考えてせて物を作り、それが機能して社会の役に立つよう、常に考え続けていきたいと思います。

天丼とお惣菜の自動調理(盛り付け)の様子

マルチシェルグリッパーを使用したキュウリの自動包装


▼▼輝く学生インタビュー▼ ▼

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第216回 輝く学生インタビュー
   滋賀の良いとこ伝えたい!学生目線での商品企画・開発に全力投球しています!
    ぎゅっと滋賀 代表  石塚 望愛さん(食マネジメント学部2回生)
           副代表 池上 真央さん(食マネジメント学部2回生)
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。
今回は、滋賀の魅力をより多くの方々に伝える事を活動目的に70人もの大所帯で活動する、食マネジメント学部学生団体「ぎゅっと滋賀」の石塚さん、池上さんをご紹介します。
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Q.まず自己紹介をお願いします。
石塚 食マネジメント学部2回生の石塚望愛です。出身は石川県です。高校時代、最初は絵が好きで美大を目指していた時期もあったんですが、ボランティア等の経験を積んでいくうちに色々な事を考え、自分が一番好きなものってなんだろうとなった時に、食べることが一番好きだなと気づいて、そこで、食を総合的に学べる食マネジメント学部が立命館に有ると知って興味をもって勉強を始めて受験しました。高3の時、食マネジメント学部のYouTubeを見ていたんですが、当時の代表の方が、「ぎゅっと滋賀」の活動についてプレゼンしている動画があって、それを見ると自分たちで商品開発でき、滋賀の魅力を発信しているということで、学生がそんなに主体となってできるんだというのを知って、面白そうだな、入ろうと、そんなきっかけで食マネに入学し、「ぎゅっと滋賀」の存在を改めて知って「あ、これが、あのYouTubeで言っていた団体なのかと」それで興味があって入ったという感じです。
池上 食マネジメント学部2回生の池上真央です。滋賀県出身なので、滋賀の魅力をもっともっと伝えていきたいと思っています。食マネジメント学部に入ったきっかけは、私も小さい頃から食べることがすごく大好きで、自分の好きなことを職業にしたいと思っていたので、その中でも小さい頃から「食で世界中の人たちを幸せにしたい」という夢が有り、食を使えば普遍的に、世界中の誰をも幸せにできるのではないかという、大きいんですけれどもそんな思いを持っていました。それを考える中で、誰もが幸せになれる「食」を自分で開発できたら幸せだなと思い、商品開発に興味を持っています。商品開発と言っても栄養学からのアプローチと、マネジメントのほうから見るマーケティングからのアプローチが有りますが、私は「どんな商品が売れるのだろう」や「どんな市場が流行しているのか」というマーケティングの視点にとても興味がありました。食を扱っている学部で、こちらに目を向けているのが立命館の食マネジメント学部しかないなと思い志望しました。ほかの大学も受けずに立命館食マネのみを受験しました!

Q.ぎゅっと滋賀について、どういう団体か、どういう活動をしているのか、教えていただけますか。
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池上 ぎゅっと滋賀という団体は、一言で言うと滋賀の魅力をより多くの方々に伝える事を活動目的としています。具体的には、「滋賀ぎゅっとおみやげコンテスト」を主催し、一般の方から滋賀にまつわるお土産案を募集して、企業の方とともに審査し、最優秀に選ばれたアイデアを学生が商品化する活動を軸としています。最近では多くの皆さんに活動を認知いただき、滋賀の様々な企業の方から依頼も受けるようになって、それぞれの依頼に対して広報や開発の部分への学生目線でのコミットを活動の中心としています。

Q.メンバーは何人くらいいて、実際にどのような活動をされていますか?

石塚・池上 現在、2回生と1回生を中心として活動していて、2回生が10人、1回生が約60人の70人となっています。入学前からぎゅっと滋賀の活動を知っていて、ぎゅっと滋賀に入った人も何人かいます。活動としては、班ごとの会議をそれぞれで行っていて、この進捗状況を週1回の全体会議で共有する形です。班は内容によって分かれています。コンテストの内容や運営に携わるイベント班、コンテストや滋賀全体、そしてぎゅっと滋賀の広報に関わるSNS班、コンテスト広報にあたってのチラシ作成や配布したりするチラシ班、企業の方に直接販路先や、コンテストの景品提供依頼、審査員就任依頼を行う交渉班という4つに分かれています。

Q.そもそも食マネジメント学部はどういう学部で、周りにどういう学生が多いのか、そのあたりを簡単に説明してもらえますか?
池上 食を総合的に学ぶという点で、マネジメント・カルチャー・テクノロジーの3分野に分かれていて、カルチャーの分野では食の文化的側面、歴史や地理といった食と文化の関わりを学ぶことができます。マネジメントでは食と経済の関わり合いについて学習することが可能で、テクノロジーでは栄養面などサイエンス目線での知識習得ができます。これからも、様々な事柄に興味を持った学生が集まっていることが理解いただけると思います。また、食マネジメント学部では、学生の活動を支援するシステムが整っているので、活発に積極的に自分のやりたいことを行動に移す学生が多いと思っています。
 例えばキッチンカーでの出展や、スペースを借りてカフェを運営している学生など、すごく意欲的な学生が多いと感じています。
石塚 あとは、ヴィーガンに興味があって関連の発信をしたりなど、学生団体を自分で立ち上げて、自分がやりたいことを伝える活動をしている人や、料理・お酒が好きでソムリエを持っている人もいます。とにかく個性的な人が沢山いる印象です。

Q.食マネジメント学部での学びについて教えてください。
池上 私は2回生になってから、より専門的な食の学びができていると感じています。1回生時は語学や、あとは統計学、経済学などマネジメントの基礎をしっかり学んでいましたが、学期を重ねるごとに専門的な学びが多くなってきて、より自分の興味ある内容が学べています。語学については、実際に仕事で使えるビジネス英語や、食に関する英語を実践的に勉強できたことは、今後の自分の強みになると考えています。
石塚 私自身はどの分野を志望するのか未だ決まっていないんですが、2回生になってから専門的な科目も増えてきて、自分の行きたい道を探しやすくなってきたなという感じています。一番印象に残ってる科目は、GSP(ガストロノミック・スタディ・プロジェクト)というのがあるんですけれども、それでイタリアに今年の夏休みに2週間行きました。イタリアのイメージはピザくらいしかなかったんですけれども、実際に足を運んだことによって現地の食べ物を食べ、その背景を知り、生産者さんの話を聞いたり、イタリアの歴史を学んだり、建造物を見たり、実際に経験したことによって、今はイタリアへの興味がすごく湧いてきています。
やりたいことがだんだん明確になってきて、今も模索中ですが、様々な分野の学問を学べたお蔭で、それを全部知ったうえで自分が何をしたいのか、かなり絞れるようになってきたのかなと思います。

Q.団体の話に戻りますが、お二人が中心になって運営されているということですけれども、どんな面からでも結構ですので苦労したこと、学んだことなどをお聞かせください。
石塚 私がこの団体に入って一番大変だったのがマネジメントです。全体で70名の大人数なので運営が難しい状態になって、私もこれまでリーダーの立場になったことがなかったので、それがすごく難しくて。。。色々試行錯誤して一番大事だなと思ったのは、個人個人との関係性の構築です。これだけ人数が多いと、顔も名前も知らないメンバーもいて、そんなメンバーに「これをして欲しい」とLineだけで伝えても、やって貰えなかったり等といった事が沢山あったので、その解決のために、まず全体で親睦を深められるイベントを企画し、個人とつながる事から始めました。
池上 補足としてはモチベーション管理で、せっかく「ぎゅっと滋賀」で頑張りたいと思って入ってきてくれているメンバー個人個人が、どう輝けるかを考えるのが大事だなと感じています。私たち自身も後々の後悔なんですけれども、統括という立場として俯瞰的に様々な活動を見られる立場で自分たちがいておくべきだったなと思っています。実際には私たちも活動の中心メンバーとして活動していたので、それぞれ所属していたSNS班、イベント班での活動も多忙を極めていたことから、全体の統括とあわせて「キャパオーバー」になってしてしまっていたと感じています。結果的に一人ずつに向き合う時間も無くなり、メンバーのモチベーションにまで心を配る事が十分には出来なかったです。
もう一つ、大変だったのは、やはり商品開発です。私たちの活動内容は「コンテストで最優秀賞に選ばれた選ばれたアイデアを商品化する」の、たった一言で終わるんですが、これをコンテスト開催に1年、商品化に1年というサイクルで、2年かけないと完成できないという、そこに大きな苦労がありました。
最優秀案をそのまま商品に出来るかと言うとそうではなく、「アイデアをそのまま商品化したい」という大学生の思いと、企業の方との会議を何回も重ねて商品化に至るんですが、その中で企業の方から「これはできません」「これは高くなります」「技術的にできません」と、いろいろな「できない」を突きつけられて、妥協せざるを得ないことが沢山あって、そんな積み重ねから挫折を感じた時期もありました。
その中で絶対に妥協したくないポイントを持つことはとても大事だなと思っています。我々が商品開発に携わった「アドベリーヌ」では、私は1回生の時から会議にも参加していて意見を出していたのですが、アドベリー(高島市特産の幻の果実)を使わない選択肢も会議で上がってきていました。コストも高いし、生は無理だし、パウダー状にしても高いし、etc..、一層の事、アドベリーを使うのをやめようかという意見も出たんです。けれども、最終的には、せっかく最優秀案で滋賀特産品のアドベリーが選ばれている以上、妥協したらダメだなと強く感じ、企業の方と魂と魂をぶつけるくらいの意気込みでの話し合いを重ねて、何とか商品化までつなげることができました。

Q.まだ、おふたりとも2回生ですが、これからの学生生活、そして社会人生活についてイメージはありますか?
池上 私はより専門的な学びが増えていく中で、商品開発をしたいという夢をもっと明確なものにするために、具体的にどんな種類のどんなメーカーに入るか等が定め切れていないので、その興味はこれからゼミや大学の授業内で勉強していけたらいいなと考えています。また、ぎゅっと滋賀の活動を通じて、自分がしたくないことや苦手なことから逃げてはいけない、けれどもずっと一人で頑張らないといけないわけでは無く、仲間たちと苦手な部分を補い合うことで良いものが完成できる事を痛感したので、社会人になってからは、「自分がしないといけない」という思いも大事ですけれども、同じ気持ちを持った仲間たちと協力して苦手な部分を補いながら自らも成長し、やりたいことを仕事にして生活していけたらなと思っています。
石塚 卒業後の方向性で明確なものは決まっていないです。3回生、4回生で自分が今興味を持ったことを深堀り出来る学習ができると思うので、そういう面でまた何か詳しく知りたいと思うものが出てきたら、その道に進んでいくと思います。あとは自分の興味がある分野の食であるとか、絵を描くことも好きなのでその部分でも新しいことにチャレンジしてみたいなと考えていて、それも3回生、4回生の間に、どうなるか分かりませんけれど、自分の好きなことを掛け合わせてみようかなと考えています。

Q.最後にこれだけは何か言い残したとか、これだけは言っておきたいということがあれば是非!

石塚 「ぎゅっと滋賀」での活動を通じて、自分自身が大きく成長できたと感じています。実は、人前で話すのも苦手だったんですけれど、やってみて意外と自分はできるのかもしれないと自信につながりました。また例えば商品開発のやり取りをする中で、企業の方に厳しく指導をいただくシーンも多々ありました。そんな時は、ただ指導されて終わりではなく、指導を受けたことを契機に自分たちの考え方、言動を見直す得難い経験が出来ました。
池上 残りの学生生活では、社会人になってできないこと、学生だからこそできることを大事にしたいと思っています。自分のやりたいこと、新しいことを恐れずにどんどんチャレンジしていきたいと思います。「ぎゅっと滋賀」の活動を通じて失敗を恐れなくなったことも学びだと思っているので、どんどんチャレンジしていっぱい失敗して、いろいろな経験をしてから社会人になれたらなと思っています。


▼▼Tリーグ試合開催のご案内▼ ▼

世界トップクラスの選手たちが集う卓球リーグ・「Tリーグ」。この度Tリーグでは初の大学開催試合が、立命館いばらきフューチャープラザで行われます。
スポーツ強化オフィスが事務局を務める「一般社団法人大学スポーツコンソーシアムKANSAI(KCAA)」では、学生プロジェクトを結成し、子どもやファミリーで楽しめるイベントも企画しています。
さらに、Tリーグのご厚意により、茨木市にお住まいの地域住民の方には、チケットの優待がございます。また、大学生は1,000円で観戦可能となります。この機会にぜひ卓球のスピード感あふれる試合を肌で感じてください!

1.名称:ノジマTリーグ2023-2024レギュラーシーズン
       日本生命レッドエルフホームゲーム
    京都カグヤライズホームゲーム

2.日程:12月24日(日)18:30 京都カグヤライズ vs 日本ペイントマレッツ
       12月25日(月)12:30 日本生命レッドエルフ vs 日本ペイントマレッツ
       12月25日(月)17:00 京都カグヤライズ vs 九州アスティーダ

3.開催場所:立命館いばらきフューチャープラザ・グランドホール

<キャンペーン>茨木市在住・在勤・在学のみなさまへTリーグ公式試合特別のご案内!
◆対象席種:自由席
1.小・中学生無料招待
2.高校生・大学生チケット特別価格1,000円
3.一般自由席25%OFF割引価格2,250円(通常3,000円)

◆募集数
1.小・中学生:各試合先着100名
2.高校生・大学生:各試合先着100名
3.一般自由席25%OFF割引:各試合先着300名

⇒茨木市民優待チケットはこちらから(チラシのQRコードからも購入できます)
https://tleague.jp/news/detail.php?id=2887

⇒学生プロジェクトのインスタグラムではチーム紹介など行っています。
https://instagram.com/kcaa_t.league_project

⇒茨木市以外にお住まいの方、通常のチケット購入はこちらから
https://tleague.jp/ticket/

【優待チケットに関するお問合せ】
日本生命レッドエルフ tleague@nissay.co.jp

▼第250号読者プレゼント▼  
rclub/imge20231124 e_present01
今回は、「オリジナルブランケット」を3名様にプレゼントします。
プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします

 <応募締切:12/18(月)>

【パソコンの方はコチラ】
https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekcs-56c4828b83b7298508e5197dc24b61ce

【携帯電話の方はコチラ】
https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekbt-021bc76cab8b8dee6fb681ad47bb33dc

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
  立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)
▼第249号読プレ当選発表▼
多数のご応募ありがとうございました。249号の読者プレゼント(オリジナルタオル)の当選者発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

・Y・Tさん(大阪府)・Y・Uさん(滋賀県)・らはさん(東京都)

次回のご応募もお待ちしています。

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次回の配信は第4金曜日の12月22日(金)です。お楽しみに。
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