RITSUMEIKAN 立命館大学



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▼▼研究者の卵インタビュー▼ ▼

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研究者の「卵」インタビュー
 ー“光る君へ”の世界に魅せられてー
    立命館大学大学院文学研究科 日本史学専修 博士後期課程
  佐野 啓生さん
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立命館大学は、「新たな価値を創造する次世代研究大学」と「イノベーション・創発性人材を生み出す大学」を目指すべき姿として掲げています。これに基づき、「立命館先進研究アカデミー」(Ritsumeikan Advanced Research Academy (RARA))を設置し、大学院生を含む若手研究者から中核研究者までの、研究者のキャリアパスに応じた研究環境の抜本的充実を図っています。本コーナーでは、“RARA学生フェロー”として、このRARAを基盤に、研究力を向上させ、分野の異なる研究者と交わる中で、国際性と学際性、さらに複眼的視野を兼ね備えた博士人材への成長を期待されている大学院生、すなわち“研究者の卵”の皆様のインタビューをお届けします。第一回の今回は、文学研究科で、今年の大河ドラマで話題の平安時代を切り口に研究を深めている佐野啓生さんにお話をうかがいました。
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Q ご経歴をお願いします。
 愛知県弥富市の出身です。小学生の時に歴史を勉強して以来、日本史に興味を持ちました。大学受験時に、寺社仏閣の多い京都で勉強したいなという強い気持ちがあったので、立命館に進学しました。大学入学時は、高校の教員志望だったのですが、文学部のカリキュラムで研究入門等を履修する中で日本史研究の面白さに気づき、「自分はこれでいくといいんじゃないか!」と思い大学院進学を決めて今に至っています。
現在は、“皇太子”を研究テーマにしているんですけれども、日本の皇室・皇太子だけを見ていては、なかなかその特質を捉えるのが難しいところがあって、世界各国の王室にも次期国王、皇太子のような存在がいらっしゃるので、そのような存在と比較しながら日本の皇太子の特質を捉えようと考えていたところ、ちょうど国際社会で活躍できる研究者を育成する“RARA学生フェロー“の存在を知り応募しました。

Q RARA学生フェローとは何か?通常の大学院生との違いを中心に、ご説明頂けますでしょうか。
 RARA学生フェローと通常の大学院生の最も大きな違いは、一言で言うと経済的な支援を受けながら研究ができることです。生活費相当で月18万、研究費については年間34万円の支援が有ります。経済的な不安なく研究に専念できる事が、通常の大学院生と最も大きく違う点だと思います。例えば、学会参加一つとっても、遠方の学会に気兼ねなく参加可能ですし、大変感謝しています。
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Q ちょうど佐野さんがご専門とされている平安時代を舞台にしたNHKの大河ドラマがスタートしました。研究者目線での「光る君へ」の見どころについてお聞かせください。第一話から衝撃的な展開でしたが・・・
 紫式部のお母さんが藤原道長の兄に殺害されるシーンのことですね。。この場面については、史実に基づいているわけではないので、周りの研究者も「ちょっとやりすぎじゃないか」という意見が強いです 苦笑 それはさておき、私も第1話を見て、ストーリーとしては非常に面白くなるんではないかと期待しています!一方で、平安時代当時の貴族の生活が、非常にリアルに描かれていました。例えば下級官吏といわれる身分の低い貴族の状況、例えば官職につけず5年、6年浪人している状況等がかなりリアルに描かれていました。また、装束は言うに及ばず、邸宅のつくり、邸宅の中でどの位置に誰が座っているのか、また身分間の言葉づかい等も史実に非常に忠実ですし、書状についても再現度高く描かれています。時代考証の先生のアドバイスが的確ということだと思います。
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Q ご自身が取り組まれている内容について、お教えいただけますでしょうか。
 私が専門としているのは日本史ですけれども、その中でも特に日本の“皇太子”に注目しています。私が専門的に研究を深めている平安時代、鎌倉時代において、皇太子がどのような存在で、周りの人たちからどのように認識されていたのかを明らかにする研究をしています。
 なぜこの研究をしているのかと言うと、少し前に行われた天皇の生前譲位がきっかけです。これを契機に皇室制度に対する関心が高まっているところで、現代の皇嗣、皇太子制度を見るにあたって、当然これまでの皇太子の制度についても注目されます。ただ、平安時代、鎌倉時代の皇太子となるとどうしても皇位継承の政治史、即ち外戚関係に代表される政治的利用での文脈でしか皇太子というものが語られておらず、皇太子そのものにスポットを当てた研究は見当たりません。これでは、現在の皇嗣、皇太子制度がどのような経緯を経て成立したものかが見え辛くなっているのではとの問題意識から、この研究に意義を見出して研究を進めているところです。
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Q 平安時代、鎌倉時代の天皇の位置づけ等について教えてください。
 そうですね。平安時代の天皇は日本の頂点という位置づけで間違いなかったと思います。例えば朝廷内の官職や地方官の官職の人事権は、最終的には天皇の名のもとに補任(ぶにん)されています。これらの事から平安時代には、天皇を頂点とした国家というものがあったと理解して間違いないと思います。“光る君へ”の中でも、貴族が自分の娘を入内(じゅだい)させることが重要事として描かれていますが、これも天皇の権力の大きさを物語っているのではないかと思います。
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御堂関白記出展:九州国立博物館・西日本新聞社編『華麗なる宮廷文化 近衛家の国宝 京都・陽明文庫展』
(西日本新聞社・TVQ九州放送、2014年)46

Q 日本の皇室は世界の王室と比べると、どういった特徴がありますか。
 私が最も驚いたところで言えば、世襲というか、同じ血統で皇位が受け継がれていくことが、世界の王室の常識では無い点です。例えばヨーロッパのある国家では、選挙により、一般の人々が王位に就く人物を選んで就かせるという制度が敷かれていた時代も有ります。これは最も象徴的なエピソードですが、一事が万事で、日本で生きてきた自分が当たり前だと思っていたことが、日本の特質だったんだなということに気づかされる事ばかりです。

Q 実際に研究を進められる中での、指導教員や他の大学院生との関わりについて教えてください。
 先生方からの指導は、配属されているゼミにおいてが中心となります。例えば資料の読み方、研究報告に対するアドバイス、さらには先生の史料の調査活動への帯同なども有りますね。他の院生との関わりについては、日本史分野では院生・学生は個人で研究を進めていて、それに対して先生が個人ごとにアドバイスするという形です。RARA学生フェローの会合で、理工系などの他分野の院生に話を聞いたところ、例えば院生がチームを組んで研究に取り組むなど、我々とはスタイルが大きく異なっていて新鮮に感じました。また、他分野の院生の方は、海外での国際学会で英語によって発表するなどの話を聞いて、日本史専攻の我々、特に私がですが、外国語をあまり勉強しなくても研究を深めてこられたので、強く思うところが有りました。先に述べたように、私自身が世界の王室との比較を含めた皇太子論をテーマにしている以上は、ドメスティックではなく世界に出ていかないといけないので、他の分野のRARA学生フェローの方々からは強い刺激をいただきました。
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Q 現在は研究に集中されていると思いますが、学部生時代に正課以外で取り組まれていたことがあれば教えてください。
 学部生時は、将棋研究会で将棋に熱中していました。中学・高校と将棋部は無く趣味程度にとどめていたのですが、立命館大学に入学すると同時に将棋研究会に入部し、そこで日々切磋琢磨したのが学部時代の思い出です。立命館の将棋研究会は全国トップレベルで、本当に日本中から猛者が集まってきているので、なかなか団体戦に出ることはできなかったのですが、その中で一度だけ全国大会の関西予選会の団体戦のメンバーに選出されて、そこで一局指し、勝利したことが良い思い出です。また、将棋研究会内では部内リーグが、A?D級の4リーグあるんですが、一度だけ7?8人で構成されるトップのA級に上がったことがあって、そのグループで強いメンバーと何局も指せたというのは誇るべきところです。
将棋以外では、自転車をこぐのが好きで、京都に進学した理由でもあるので、学部生時代は寺社仏閣を自転車で巡っていました。宇治の平等院や、もう少し南の石清水八幡宮等にも行きました。自分は実家が愛知県弥富市なんですが自転車で帰ったり、大阪のほうに一泊二日で自転車で行ったりetc.

Q 立命館で学ばれて良かったところ等、お聞かせください。
 いいところを挙げていくと切りがないので……。研究のレベルで言えば、先生方も充実していますし、そこに優秀な学生がたくさん集ってくるので、その場に身を置いて研究できるのは自分の能力向上という点では、立命館で良かったなと心から思っています。あとはとにかく良い仲間に出会えたことに尽きます。私の周りでも、西は福岡、東は東北、北海道まで、全国各地から集まってきた学生がいました。この中には今でもつながりのある友人が多くいます。これはやはり立命館だったからかなと思います。

Q 最後に、これからの大学院での研究生活への抱負、さらには、その後に描いておられる未来をお聞かせください。
 平安・鎌倉時代の皇嗣、皇太子のテーマを大事にD2、D3と研鑽を積んでいきたいと思っています。それと同時並行でRARA学生フェローに幸いにも選んでいただいたので、その制度を最大限に活用して他分野の学生フェローの皆さんと交流して、いろいろ刺激をいただきながら、世界に出ていきたいと思います。学位取得後は研究職に就くことは勿論、大河ドラマなどの時代考証ができる存在になれればなんて考えています。


▼▼輝く学生インタビュー▼ ▼

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第218回 輝く学生インタビュー
ー「出来ない」はありません!学生目線での新たなカレッジライフ創造を目指してー
   スポーツ健康科学部 4回生 内田 秀太さん
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。
今回は、今年度で2回目となったBKCウェルカムデーの学生事務局長として奔走しイベントを成功に導き、来年度に予定されている「BKC30周年記念事業」でも持ち前のコーディネート力を武器に活躍が期待される、スポーツ健康科学部の内田秀太さんにお話をうかがいました。
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私たちは、まさにコロナの“どんぴしゃ”世代でして、授業はリモートが続き、楽しみにしていた実習なども出来ない状況でした。そんな状況ですが、「何か動かねば」と考え、一念発起して大学を休学してドイツにインターンシップに行きました。元々はトレーナー志望だったのですが、ドイツでのインターンシップを通じて、自分の手を使ってアスリート一人一人と向き合い治療する仕事より、スポーツ全体の、例えば行政とスポーツチームの仕組みであるとか、市民の人たちとスポーツチームの関わりであるとか、そういったところに興味を持ち、自分の適性を感じました。ですから、将来的には、スポーツの祭典とかをつくれればいいなとも思っていますし、また、草の根的に地域のスポーツを盛り上げていければ良いなとも思っています。

Q ドイツではどういう内容でインターンシップをされていたんでしょうか。
 期間としては2カ月弱くらい、研修を行ったのは現地のスポーツチーム、日本で言う小学校・中学校・高校くらいまでのサッカースクールを持っている会社です。サッカーにプラスして観光業でインバウンドなどもやっている会社にインターンに行きました。そこでスポーツチームのイベント企画・実行の経験をさせていただきました。またドイツの働き方にふれる機会にもなりました。

Q BKCウェルカムデーの話に移ります。2回目の今回は、1万人を超える地域の方々が参加されて、大盛況だったと伺っています。このウェルカムデーの中で、内田さんはどういう役割を果たされていたのでしょうか。
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 私は、「学生事務局代表」として参加していました。基本的な役割は、出店企業と学生のマッチング・コーディネートです。本当に多くの企業に出店いただいたのですが、企業担当者から、「学生の意見を聞きたい」「学生を企画立案に入れたい」との要望が数多く寄せられました。そこで、私が学生と企業を繋げ、サポートし、学生と企業が同じ目線でウェルカムデーに参加してもらえるようなコーディネートを続けていました。

Q やられてみてのご苦労談、そして達成感を感じたことなどを教えてください。

 苦労した点としては、準備の段階からずっと関わってきた10名位のコアメンバーは、使命感・一体感が醸成されていたのですが、イベントではよくある話で、当日のみ参加したスタッフ、これは、授業の一環で来ている学生もいれば、学園祭などの運営を行なっている団体から来てくれた力量・モチベーション共に高い学生など様々な層が混在していたので、このメンバーの配置やマネジメントについては、なかなか難しいところがありました。
達成感については、私自身が勧誘して出展やステージ出演してくれた団体があったので、そういった団体の発表・出展が好評を博しているところを見たときには、「巻き込んでよかったな」と感じられました。
あとは、自分が学ぶ大学の中で職員の皆さんと一緒に取り組めたのが、新鮮で本当に面白い経験でした。これまで私の中で、職員の皆さんに対してはどこか保守的すぎるような勝手なイメージがあったんです。今回一緒に取り組んだ地域連携課の安原さん、梅村さんからは、「学生と一緒にこのイベントを成功させたい」「このプロジェクトだけでなく、これから、他のプロジェクトも学生と一緒に進めて行きたい」と言う強い想いが感じられたので、そういった皆さんとプロジェクトが一緒にできた事に感動を覚えました。
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Q そもそも、今回一緒にイベントを行った地域連携課の職員との接点はどのようにして出来たのでしょうか。
 「焚き火」が大好きでして、京都のホテルの中庭や、古民家を会場によくイベントをしていました。その関係で、スノーピークというアウトドア製品の会社の新潟にある本社を訪ねたことがあって、運よくスノーピークの会長さんとお話をさせていただきました、その際に会長さんから「数日前に立命館の職員が来たよ」とお話があり、会長さんにつないでいただいたのが前述の安原さんでした。そこからのお付き合いです。

Q これまでで象徴的な、印象的な活動をいくつかご紹介いただけますか。
 立命館の理事長・総長、滋賀県知事、草津市長が定期的に意見交換会を開催されているのですが、意見交換会の後の懇親会をコーディネートさせていただきました。通常ですと、屋内でのいわゆる「懇親会」形式なのですが、これを屋外で“焚き火”を関係者が囲んで会話する形式にしました。その話の輪には3団体の役職者だけでなく学生が参加する形をとりました。学生の中でも、私のつながりの中から、キャンパスやキャンパスのある草津市・滋賀県、そして自分自身のあり方、未来像をしっかり語れるメンバーをチョイスして参加してもらい、学生目線で様々な意見を発信してもらいました。このイベントの成功は、一つ、自分の中での自信にはなりました!
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今やっていることで一番テンションが上がっているのが、今年2024年BKC30周年記念イベントとして計画されている、アメリカンフットボール部とラグビー部のBKCクインススタジアムで行われる記念試合のプロジェクトです。この記念試合についても、今、自分で企画書を作成して、スポーツ強化オフィスなど学内各所と調整しながら進めています。具体的には、テールゲートパーティ(注 アメリカでアメリカンフットボールの試合前後に、スタジアムの駐車場でビールを飲んだり、バーベキューをしたりして、観客同士で楽しむパーティー。車の後部(テールゲート)を使うことから、テールゲートパーティと呼ばれている。)というアメリカの文化があるのですが、これをアレンジしたものを考えています。残念ながら、多くの一般学生が試合そのものを見に来るとは思っていないです。それで見に来るのであれば野球の立同戦もアメフトの関立戦も、全部これまで見に来ているはずですし、どんな仕掛けをしても、一般学生は大学のスポーツを観戦に行かないのが現状です。ですから、私は、多くの学生を「企画する側」に巻き込む形をつくろうと思っています。
なぜウェルカムデーに13,000人もの来場者が有ったかというと、例えば、「地域のママ友が出展しているから行く」や、「友だちがステージに出るから行く」というネットワークが広がったからだと思いますし、そもそも数あるお祭りは、ほとんどがそうだと思っています。ですので、今回の企画はそんなネットワークで多くの人が集まっている中でアメフト、ラグビーの試合をするイメージが基本コンセプトです。試合を楽しんで欲しいのは当然ですが、テールゲートパーティに代表される周りのイベント「楽しめる余白」についても、学祭実行委員の方々などとの協力関係のもとで作り上げていきたいと思っています。
筑波大学はかなり先行されていて、過去3年間くらい、各クラブのホームゲームの企画・運営について相当部分を学生に任せてやられています。例えばハワイ大学と筑波大学のバレーの試合をすべて有料席で販売して、1,200席完売といった実績を残されているんです。将来的にはこんな状況をここ立命館で、もっと言うと関西、さらには日本でつくられるべきだと思っていますし、その第一歩として、今回のBKC30周年記念試合を皮切りに進めて行きたいと思っています。

Q BKCキャンパスの未来像について、思っておられることをお聞かせください。
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 いま、強く思っているのは、我々学生間の横のつながりを持つべきという点です、というのは、立命館大学には本当に多くの学生をサポートしてくださるプログラムがあります。例えばチャレンジ奨学金であったり、未来人財育成基金であったり、他にも沢山あります。私はそこに参加している学生を、例えば山本みらのさん(注 8月25号にて紹介。記事URLは下部に)など、個々には何人も知っていますが、このメンバー間のつながりは全くないんですね。折角、何か社会に役立つこと、自分自身の面白いことを進めている学生がたくさんいるのに、それがなかなか結びついていないんですね。大学組織で言うと「運営部署が違うから」との結論になってくるのかと思いますが、個々の取り組みがもっと結びついて、「君のやっていることと僕のやっていることをBKCでやったら、絶対に面白いことになるやん」という議論が生まれてきて、さらに、そこに安原さんや梅村さんのような職員の方が乗っかってくれると、自由度を開放できる素晴らしいキャンパスになるんじゃないかなと思っています。地域との連携については、かくいう自分も草津で何をしているかというと、南草津駅に着いたらバスに乗って大学に行って、またバスに乗って帰るという本当にそれだけで、行くとしてもせいぜいラーメン屋くらいなのが現状です。友人と話をしていても私と大差ないので、大半の学生が知っている“地域”は、その範囲・深みともに胸を張れるレベルでは無いかなと思いますし、滋賀というフィールドで何かアクションを起こすような学生はまだまだ少ないのかなと思います。僕の周りのアクティブな学生も、インターンや起業のフィールドは京都や大阪です。「滋賀で何かやるぜ」というようなテンションの学生は少ないので、どんどん大学からの働きかけをしていただけたらとは思っています。

山本みらのさん紹介記事
https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/article.html/?id=257&No=247#article06

Q 立命館で良かったとか、立命館だからこういうことができたということがあればお願いします。
 これは高校の時(立命館高校)から思っているのですが、立命館には教育面でも財政面でも学生をサポートする制度が本当に充実しています。大学のリソースを使って行う高大連携の授業はもちろん、留学機会提供に代表される国際化サポートなど。これらが大学に進学後は専門性をもってさらに広がる、そんな環境が揃っています。
正課外に関しても、他の大学では立命館ほどのサポートをしておられるところを聞いた事はありません。職員の皆さんの対応含め、制度の充実と懐の深さといった点では間違いなく立命館で良かったなと思っています。もちろん、私は誰よりも立命館を使いこなしている自負もありますけれども(笑)。使いこなせばこなすほど、沢山様々なものを提供してくれる大学、それが立命館だと思います。

Q 最後に将来の展望をお願いします。

 大学時代に、大学の中も外も含めて、本当に多種多様な人が存在していることを知れたと思っています。それは私の中ではすごく大きな話で、自分の視野がすごく広がってきていて、何をやっても正解にする自信が少しずつ芽生えてきています。社会通念に縛られずに、「それおもろいっすね!」というテンションで、色々なものをプロデュースしていけるような人になれればと思います。実際に「それはできひんのちゃうか...」とか思っていたことでも、先ほどの立命館―滋賀県―草津市の三者懇談会の焚き火の会がそうなんですが、実行できてしまえば、「これはできる!」の感覚に変わります。そうすると次は、自分から提案できるようになっているので、この調子でどんどん拡大していけば、「それ、できないですよね」がなくなってくる。それをずっと続けたいですね。「内田に頼んだら、内田と一緒にやればとりあえず形にはなるな」と、人に思わせられる存在になれればと思っています。


▼▼附属校生の取り組みご紹介▼▼

立命館守山高校SDGSボランティアサークル主催MLGsカルタ大会
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今回のイベントを主催した立命館守山高校SDGSボランティアサークルは、琵琶湖研究の第一人者である立命館大学 熊谷道夫客員教授とともに、「琵琶湖の守り手育成のために出来ることから一つずつ」と銘打ったクラウドファンディングを実施して見事に目標額を達成しています。
https://outreach.bluebacks.jp/project/home/28

同サークルは、寄せられたファンドを元に琵琶湖の魅力をたっぷり詰め込んだMLGsカルタを作成、今後、このカルタをツールとして子ども達に対する環境への意識を高める取り組みを行っていきます。その第一弾として、1月13日(土)に滋賀県大津市にある三井寺においてMLGsカルタ大会が開催されました。当日は、雪交じりの小雨が降る生憎のお天気でしたが、プロジェクトの支援者を中心とした親子連れ約25名が参加し、カルタ遊びを通して、琵琶湖を取り巻く環境などを楽しく学んでいました。カルタ大会終了後には、国宝の勧学院を見学するなど充実した一日となりました。今回のイベントは、天台寺門宗総本山・園城寺(三井寺)福家長吏をはじめとする、三井寺の皆様のご厚意で開催の運びとなりました。本当にありがとうございました。
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▼▼第252号読者プレゼント▼ ▼

今回は、「立命館オリジナルマフラー」を3名様にプレゼントします。
rclub/imge20240126 e_present01
プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします

 <応募締切:2/26(月)>

【パソコンの方はコチラ】
https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekcs-56c4828b83b7298508e5197dc24b61ce

【携帯電話の方はコチラ】
https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekbt-021bc76cab8b8dee6fb681ad47bb33dc

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
  立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第251号読プレ当選発表▼
多数のご応募ありがとうございました。251号の読者プレゼントの当選者発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

・K・Tさん(石川県)・ゆきおさん(愛知県)・keichihoさん(兵庫県)

次回のご応募もお待ちしています。

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次回の配信は3月1日(金)です。お楽しみに。
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