今回、仁和寺の方から公式写真の撮影依頼を受けたときは、本当に驚きました。 世界遺産ですし、部としてもちょっと身構えてしまいましたが、仁和寺からすごく近い場所にある立命館大学だからこそのチャンスだと思って引き受けることにしました。

初めて撮影は、「御影供（みえく）」という法要のために、僧侶の皆さんがお堂まで列をなして移動するシーン。事前にお寺の方のレクチャーを受けたのですが、仁王門や五重塔など背景も含めて撮影ポイントがたくさんあり、参加した5人で手分けをしながらわずかな瞬間を逃さないようにしました。普段は個人で活動することが多いので、とても新鮮でした。

今後は新緑や、夏の風景、紅葉や御室桜など様々な仁和寺の姿を撮影していく予定です。

法要のような普通では撮れないものに触れられますし、国宝を撮影できるチャンスがあるかもしれません。この取り組みを通じて仏教や仁和寺の知識についても造詣を深めていきたいです。

※立命館大学写真部（1942年設立）は、世界遺産・仁和寺の外部貸出用写真などの公式写真の撮影を2010年4月から行っています。