好きなものの中で、NO.1になりたい!
林 英里子さん(文学部4回生)
立命館大学 図書館イメージキャラクター最優秀賞受賞
普段から日本史に関連する資料を探すことが多く、図書館はよく利用していました。たまたまそこで、図書館のイメージキャラクターの募集ポスターを見て、「これだ」と思ったんです。もともと趣味として独学でイラストを学んでいたのですが、2回生の授業でフォトショップやイラストレーターの使い方を本格的に習い、イラストを描くことに、さらに夢中になりました。
このキャラクターを考えた時、誰もが親しみを持て、自分で描けるようなものがいいと思いました。できるだけ線の少ないシンプルなもの、ちょっとした手紙の端っこにも書いてもらえるようなものになればと思ってデザインしました。
大学での4年間、多くの講義を受け、いろんな人と出会い、様々な経験を積んできました。また、就職活動を行う中で自己を振り返り、改めて「私は絵を描くことが本当に好きなんだ」と気付かされました。就職活動が厳しい、正社員になることが難しいという世の中だったからこそ、あえて自分の好きなことをやりたいと決心できたのだと思います。イラストレーターを志すようになり、衣笠・諒友館地下にあるカフェのクレープのデザインや学園祭のイメージキャラクター(2008年度)の公募にも率先して参加してきました。今回、図書館のイメージキャラクターの受賞を聞いた時は、イラストレーターになるための第一歩だなと思いました。私に与えられた初めての仕事だと思って真剣に取り組みました。
これからも、心からやりたいと思えることに、一生懸命でありたいと思っています。もちろん、私はまだまだ未熟ですし、上には上がいます。でも、私は「今」やりたいことの中でNO.1になりたいと思っています。大学卒業後もデザインの基本的な力を身につけて、目標であるイラストレーターになれるように、学び続けたいと思っています。
【林さんが考案された図書館のイメージキャラクターはこちら↓】
※立命館大学図書館ホームページから
https://www.ritsumei.ac.jp/acd/mr/lib/news/20110217.html
- 取材・文
- 久米田悠衣(文学部4回生)