努力で掴んだ合格!公認会計士への険しい道のり
宮地剛大さん(経営学部4回生)
2010年度に「公認会計士」の試験に合格
公認会計士とは、会計の専門家として認められる資格です。会計の知識を活かして決算業務やコンサルティングをしたり、企業の発行する決算書が正しいか否かをチェックする監査業務が独占業務として認められています。その資格を取得するための「公認会計士講座」とは、エクステンションセンターが実施している1.5年という期間で公認会計士試験合格を目指す講座のことです。
僕は1回生の12月頃から講座を受講。簿記2・3級に合格したことで会計の面白さを知ったことがきっかけです。大学で学んでいる中で「自分は数字を扱う事が好きだ」ということに改めて気づきましたが、実社会で数字を実践的に用いる機会が多いということも、大学まではあまり知りませんでした。数字を使った仕事がしたい、一生続けられる仕事がしたいという思いから、公認会計士を目指そうと決めました。
3回生の8月にある試験に向けて、1日約8〜10時間勉強を続けました。勉強漬けの毎日の中で、もし落ちたら…という不安に駆られたり、勉強を始めたばかりのころは、目標が立てづらくモチベーションも下がりがちでしたが、講座内で負けないと自ら目標を立てることで頑張れました。
また、みんなで同じ目標に向けて頑張れる環境があったことは大きかったと思います。悩みも相談しやすいし、何より互いに励ましあえる。モチベーションの維持には非常に有効でした。振り返ると、試験までの日数を意識し、スケジュール管理を行うことが大切だったと感じます。続けてきた努力の甲斐あって、試験ではなんと1発合格!本当によかったです。
来年からは関西の監査法人で勤務する予定です。現在、業界はどんどん国際化が進んでいます。その中で必須となるのがやはり英語力。公認会計士試験合格後は英語の勉強に励んでいます。また、今は合格者の交流会などにも積極的に参加し、人脈を広げられるような活動をしています。でも、旅行に行くなど、今まであまり出来なかったような大学生らしいことも、残りの大学生活の中で挑戦していきたいです。
4年間という大学生活は長いようで非常に短いです。時間を大切に使うことが大切だと思います。その為にはもったいない時間をつくらないこと、集中することが大切です。集中する為の秘訣はやはり、毎日しっかり3食食べることと睡眠ですね。僕の夢は公認会計士になって社会貢献をすること。社会を変えられるくらいの人材になるため、これから1年間精一杯過ごしたいです。
- 取材・文
- 國島紗希(スポーツ健康科学部2回生)