今、わたしたちにできること
新田 渉さん(政策科学部3回生)
311+Rnet×ミンナDEカオウヤ「カオウヤ京都」プロジェクト統括
6月27日(月)~7月1日(金)の間、衣笠キャンパスのサブウェイ店舗内で、ミンナDEカオウヤ「カオウヤ京都」プロジェクトを実施しています。
「ミンナDEカオウヤ」プロジェクトとは、東日本大震災の津波被害で市場が流されてしまった被災地の商品を都市部で販売し、被災した福祉事業所で働く障がい者の方々の生活を支えようというもの。クッキーや東北の名物などの食品、雑貨を販売しています。
全国に広がっているこのプロジェクトを、「京都、立命館大学でもできたら」とメンバーを募り、「ミンナDEカオウヤ」プロジェクトの関係者の方々や311+Rnetのメンバーの方々、ボランティアセンターの職員の方々にも相談をしながら、カオウヤ京都プロジェクトチームのメンバーと共に準備を進めてきました。
実際に被災地の避難所をボランティアで廻った時に感じたのは、被災地ではまだまだ人手を必要とする状況が続いているということ。特に、障がい者の方々のように社会的に立場の弱い方々は厳しい状況にあること。従来から小さな販売ネットワークしか持っていなかった福祉事業所が、このたびの津波被害により販路をなくしてしまっていることも知りました。
また、一方で、ボランティアの支援を重荷に感じている人もいるということも知りました。厳しい状況の中でも自分たちの生活を立て直そうと、前を向いて立ち上がろうとしている人がたくさんいました。「そんな人たちを支えることがしたい」。被災地にボランティアでいけない人でも、また被災地で活動してきた人でも、関西で継続してできる支援の形があります。
「何かしたい」、でも、「何をしたらいいのか分からない」という人は、たくさんいると思います。今回のプロジェクトで集まったスタッフの中にも多くいました。
たくさんの、本当にたくさんの方々の想い、ご尽力の上に成り立っているこのプロジェクトを、たくさんの人に知ってもらい、さらに全国的に広がっていけばと思っています。
ひとつひとつ手作りの雑貨や食品は、福祉事業所だからこそ作れるもの。心のこもった素敵なものがたくさんあります。ぜひ、会場に足を運んでください!
「ええもん」買って被災地支援ができます。
「今、関西だからこそできること」。一緒にやりませんか。
東日本大震災復興支援
311+Rnet×ミンナDEカオウヤ
「カオウヤ京都」プロジェクト~ええもん買って被災地支援~
期間:6月27日(月)~7月1日(金)11:00~18:00
場所:衣笠キャンパス サブウェイ店舗内 311+RnetCAFE
販売商品:クッキーや東北の名物などの食品、雑貨
期間中は、約40名の有志のボランティアスタッフが交代で会場にいます。