ピア・エデュケーションで、+R!
山下貴弘さん(理工学部4回生) 物理駆け込み寺、BKCぴあら学習サポートスタッフ(物理)として活動中!
-学習サポートスタッフをはじめようと思ったきっかけは?-
4回生になり、残りの大学生活をどのように過ごそうかと真剣に考えたのがきっかけでした。僕はこの大学で多くの経験をし、自分が本当にやりたいことや、それに繋がる就職先を見つけることができました。立命館大学でなければ、こんなに色々な経験は出来なかったと思うんです。そんな大学への感謝の想いから、自分の経験を活かし、立命館大学の学生のために何かを残せないだろうかと思っていました。
僕は、3回生の時から学習のサポートをする、「物理駆け込み寺」のスタッフをしていました。その物理駆け込み寺がピア・ラーニングルーム(以下、ぴあら)に出張所を出すということになったので、それを機にぴあらでも活動することにしました。
今は電気や機械のことなど、幅広く教えています。電気という、目に見えないモノを相手に理解してもらうために、イラストを使って“見える化”し、イメージしやすくなるように心がけています。そうすることで、分からないこと(問題)が“分かる喜び”を味わってもらいたいと思っています。
僕は、今まで分からなかったことが分かった瞬間の、「あっ!」という、人の顔を見るのが大好きなんです。新しい概念や考え方を身につけると、世界の見え方って変わってくると思うんですよ。それは、これから新しい発想をする時の土台にもなると思います。
-学習サポートをどのように利用してもらいたいですか?-
授業中にわき出た小さな疑問でも、抱え込まずに、すぐ質問しに来てもらいたいですね。「分からない」と言うことに抵抗がある人もいるかもしれませんが、悩みは早めに解消して、自分のしたいことにもっと打ち込んでもらえたらと思います。
学生時代は、自分が何をしたらいいのか分からなくなる時期があっても、迷って、立ち止まることが許されます。ただ、迷っているだけではなく、そこから一歩踏み出すことが大切だと思います。僕自身、1回生の頃は、大学に来るのが嫌な時期がありました。「今のままじゃだめだ」と思い、一歩踏み出そうと、いくつかの課外活動を始めましたが、失敗ばかり。でも、失敗も含めて、さまざまな経験を重ねているうちに、自分の迷いに答えが出て、本当にやりたいことが見つかったんです。
-ぴあらでの活動を通して、みなさんに伝えたいことを教えて下さい-
「ピア・エデュケーション」は仲間同士で支えあって学ぶことであり、「ぴあら」はそれを実践する場だと思います。お互いの知識を共有し、学び合うことで、一緒に成長していく事が大切だと思います。そのためには、何事にも好奇心を持って、いろんなことに挑戦する中で、経験や知識を蓄積して仲間と共有してもらいたいですね。
~山下さんからのお知らせ~
山下さんは現在、”ピア・エデュケーション”をテーマに、学生視点で授業や教育のあり方を考える「学生FDスタッフ」の一員としても活動されています。
「学生FDスタッフ」に興味を持った方は、ぜひ下記のHPをご覧下さい。
【物理駆け込み寺の活動について】
【RSWEB 5月特集】
完成!みんなの“学びの場”きて、みて、便利なBKCぴあら
- 取材・文
- 山内 快(経営学部2回生)