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400 -  英語“を”学ぶのではなく、英語“で”学ぶ

英語“を”学ぶのではなく、英語“で”学ぶ

三田 美菜子さん(国際関係学部2回生)
グローバル・スタディーズ専攻1期生
留学生(2011年9月入学)オリターとして活動中

  • No.400
  • 2012年6月6日更新
高校生の頃は国際科に在籍。カナダに留学するなど、海外に行く機会や外国の方と話す機会が多くありました。当時は、それほど英語が得意ではなかったのですが、さまざまな国籍の人と接する環境の中で、英語でのコミュニケーションを通して、多くの国の人と議論をすることができ、一度に多様な価値観に触れられることに魅力を感じました。そのような経験から、大学では英語で教養を学べる学部に進学したいと考え、国際関係学部のグローバル・スタディーズ専攻(GS専攻)に進学することを決めました。

1期生ということもあり、これからどんな環境で学ぶのだろう・・・と多少不安もありましたが、すぐにその不安は吹き飛びました。授業は、先生1人に対して、多くても30人までの少人数で行われるため、どの授業でも自由に発言することができます。特に留学生はとても意欲的で、それぞれの立場から意見を述べます。そして、それに対して自分はどう考えるのかを瞬時にまとめて、英語で発表します。大変な部分もありますが、ワクワクする授業ばかり。例えば、Moorehead准教授の社会学の授業では、「人種とは何か」ということを議論しました。人種というカテゴリーは国籍なのか、歴史なのか、文化なのか…。答えはない議論ですが、学生同士で肌の色を比べ合ったり、出身地域や国の違いによって考え方が異なっていることを理解したりと、これまで考えたこともなかったことを客観的な視点から学ぶことができました。

   

また、SNSやブログを使ってのレポート提出や、意見交換などを、先生や学生同士で授業外でも行っています。このように、先生が、インターネットを活用した双方向のコミュニケーションを率先して取り入れてくれるので、授業はもちろん、大学生活のことなども気軽に相談することができます。

授業の課題などに費やす時間が多いため、課外自主活動を行う時間がなかったり、メンバーがGS専攻の学生だけという授業が多く、いつも同じ顔ぶれで学んでいるので、「もっと友だちの輪を広げたい」と思っていました。そんな時、留学生のオリター募集を知り、「もっとたくさんの留学生と話してみたい」と、応募することにしました。

     

留学生のオリターの主な活動は、留学生の友だちづくりをお手伝いすることです。大学やイベントの案内などを通して、他の学生たちと仲良くなってもらおうと奮闘する中、思っていた以上に、自分は留学生のことを分かっていないと気づかされました。例えば、年末に交流会を企画した際、「クリスマスパーティー」を提案したのですが、先生から「『クリスマス』で本当にいいのか?宗教や国によってはとらえ方が異なる。しっかり考えてから企画名を考えるように」とアドバイスを頂きました。ほかにも、留学生の宗教などを調べて、食べられないものをメニューから外したりするなど、一つひとつ丁寧に対応していく中で、それぞれの育った文化や環境などについても理解を深めることができ、多くの友人もできました。
オリターをする前は、いつも同じ国のメンバーで集まっている留学生を見ても、どこかで「仕方がない」と思っていたのですが、最近は、「日本に来て生活習慣が合わないためにコミュニケーションが上手く取れていないのかも」と、おせっかいを焼いて話しかけるようになりました。留学生も同じ仲間だと思うことで、壁が無くなったと思います。

   

GS専攻で学んだこの1年は、とても密度の濃い1年だったと思っています。留学では、日本人が海外のコミュニティに入っていくので、外国人から質問を受けたり、興味をもたれたりする機会が少ないと思います。しかし、GS専攻で学ぶ留学生は、日本に興味を持っている人が多いので、留学生の方から、日本人学生に助けを求めたり、質問をしてくれたりする場面が多いです。日本人学生にとっては、留学する以上に、国際的な環境で学べる場であると思います。これからも英語をツールとして、国際関係に関する知識を多様な視点から身につけ、世界で通用する人に成長したいと思っています。

国際関係学部グローバル・スタディーズ専攻


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