大空で操作するグライダーはまさに爽快!
山本雄介さん(経済学部4回生)
二平大地さん (産業社会学部4回生)
立命館体育会航空部のメンバー
みなさん、航空部をご存じでしょうか?よく「鳥人間コンテスト」に参加する団体と間違われますが、そうではありません。「鳥人間コンテスト」では、主に航空機の制作と飛距離を争うのがメインだと思われますが、航空部はエンジンを搭載していない既製の「グライダー」を使います。滑走機で空を飛び、大会では速さを競うんですよ。
グライダーに乗るためには国家資格のライセンスが必要なので、取得に向けて、週1回衣笠かBKCでミーティングを兼ねた勉強会を行っています。また、実際の飛行練習は年7回ほど岐阜県や福井県の飛行場に行って練習をしています。ライセンスのない部員は、指導員と同乗で飛行していますね。私たちの部では新しいことに積極的に挑戦する「パイオニア精神」のもと、シミュレーターを用いた基礎的な訓練や、グライダーの本場ドイツでトレーニング合宿を行い日々、飛行の技術を磨いています。
―「空を飛ぶ」という珍しい部活である航空部。山本さんと二平さんに航空部に入ろうと思ったきっかけ、空を飛ぶことの魅力、入部して成長できたことを、それぞれお聞きしてみました。
山本さん:入学時は航空部の存在を知りませんでした。きっかけは、ビラで「空を飛んでみませんか?」という文章を見た時。「空を飛んでみたい!」という思いで入りました。グライダー自体が何かもわからなかったので空を飛ぶことの怖さもありませんでしたね(笑)魅力は、やっぱり空からの眺め!地上では見られない様々な場所を空から眺めることができます。
特にドイツでのトレーニングは、広大な平野が広がりポツポツとオレンジの色の屋根や町が見える風景はとても気持ちよかったですね。1人でグライダーを操作すること・支えるチームへの責任感を感じることなど、飛行知識だけでなく、人間としても成長できたと思います。
二平さん:僕はもともとパイロットになりたかったのもあり、入部前に体験飛行を受けました。空への恐怖はなかったのですが、初めてグライダーに乗った時、45度の傾斜で離陸後、急激に高度があがるので少し怖かったです(ちなみに旅客機は30度くらいです)。
グライダーの上達に終わりはありません。うまく上昇気流をつかんで、地上に帰ってくることまで計算に入れて飛ぶということが一番の魅力ですね。卒業された先輩との関わりや、部員募集のための企画づくりなど、様々な面で自分が成長できたと思います。
―最後にお2人からのメッセージをいただきました!
興味があることにはチャレンジをするべきです。大学でしかできないことを是非やってみてください!興味が色々な壁を乗り越えることもあります。航空部に興味がわいた方や、飛んでみたい方は、いつでも航空部に来てくださいね!!
☆航空部のまめ知識☆
みなさんのよく耳にする「航空機」ということば。実は、①グライダー(滑走機) ②ヘリコプター(回転翼航空機) ③飛行機 ④飛行船 の4つに分けられます。
いろいろと種類があるんですね!
- 取材・文
- 取材・文/田中 裕太郎(文学部2回生)