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487 -  学生とともに被災地を奔走。 変わった仕事への意識。

学生とともに被災地を奔走。 変わった仕事への意識。

小材昭子さん(人事課)写真:右
古澤秀晃さん(管財課)写真:左
後方支援スタッフ派遣引率者

  • No.487
  • 2013年1月28日更新

 立命館が東日本大震災の被災地へ学生をボランティアとして派遣する「後方支援スタッフ派遣」は、2011年12月から現在まで13回を数え、参加者は、学生のべ158名、職員のべ30名にのぼる。学生を引率するのは、有志の職員だ。小材昭子さん、古澤秀晃さんは第9便、第12便に随行。「震災に関するニュースが少なくなる中、1年間にわたって被災地に足を運び続ける立命館大学の学生の存在が、被災者の方々にとってどれほど励ましになっているかを実感しました」と活動の意義とやりがいを語った。

 現地では学生たちが海岸清掃や仮設住宅の談話室での傾聴活動、その他たこ焼きをふるまったり、子どもたちとのレクリエーションを企画したりといった活動にいそしむ間、職員は各活動場所まで学生を安全に送り届けたり、スケジュール調整や受け入れ先との折衝などに力を尽くす。ふだん学生と接することの少ない職場で働く古澤さんは、学生と寝食を共にし、活動を通して成長する姿を見届けたことで、自身の仕事に対する姿勢も変わったという。「目の前の仕事に追われ、いつしか『学生の成長に貢献したい』という初心を忘れかけていました。この活動に参加して、どんな仕事でもその向こうに学生がいることを改めて思い出しました」。

 被災地の現実を目の当たりにし、「見たこと、感じたことを多くの人に伝えることが責務だと気づいた」と口を揃えた二人。職場に戻った古澤さんが体験談を周りの職員に語っていく中で、同期職員の中からも参加者が現れ始めた。一方の小材さんも「子どもの通う小学校や保育園で参考になれば」と宮古市田老地区の防災教育に関する資料を持ち帰り提供した。
災害復興のために一人ひとりができることは小さいかもしれない。しかし学園が一丸となって取り組む支援は、確かに被災地に届いている。後方支援スタッフ派遣活動はその一助となるだけなく、参加した職員の意識を変えることにも一役買っているようだ。


引率に参加したきっかけは?

小材昭子さん:
3.11 以来、私に何ができるかという思いを持ち続けていました。また立命館大学職員として、二人の子どもを持つ親として、被災地の子どもたちがどのように生活しているかも気がかりでした。

古澤秀晃さん:
自分の目で被災地を見て、何かを感じ取りたいと思い、参加しました。またふだん学生と接する機会がないので、学生とふれ合いたいという気持ちもありました。



(写真の説明文)
小材さんがお持ちのしおりは、高浜の仮設住宅に住む方が、一度津波で流され、その後手元に戻ってきた押し花を使って作られたものです。


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