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506 -  「好きの枠」が広がる ~APUからNHKへ~

「好きの枠」が広がる ~APUからNHKへ~

宮田 峻伍さん(2012年APU卒)

  • No.506
  • 2013年3月22日更新
私が通っていたAPU(立命館アジア太平洋大学)は、学生の約半分が国際学生(留学生)で、大学というよりも異空間、別世界という感じでした。そこでは普通の日本の大学にいてはできないような体験ができたし、様々な国や地域、価値観を持った人と接して世界を知ることができました。そんな大学を受け入れてくれていた別府(大分県)の町には、多くの留学生が住んでいて、街のイベントへの参加やアルバイト、ボランティアなどを通じて溶け込んでいました。

APUには、専願で理想を持って入ってくる人が多いので、ユニークで独創的な人が多いです。国や性別関係なく話をできたし、一つの物事に対しても意見がバラバラで、そこから刺激を受けて、柔軟な発想が身につきました。興味のないことや、好きでないことにも挑戦する機会があったので、『好きの枠』が広がったと思います。周りを見ても、在学中に自分を表現するのが上手になって、卒業後も楽しんで仕事をしている人が多いと感じます。

在学中に、別府で「第1回アジア・太平洋水サミット」が開催されました。APUの学生も通訳などで参加し、僕は学生たちによる討論会のコーディネーターをやりました。ほかにも、別府の街を紹介するポータルサイトの運営に参加して地元の面白い人を取材したり、ギネス記録「一つのサウナに何カ国の人間が一度に入ることができるか」 にAPU学生たちが挑戦した際のサポートにも関わりました。ギネスに挑戦している学生たちの様子を撮影していたとき、テレビ取材に来ていたNHKの人と出会い、ニュースカメラマンの補助のアルバイトを始めました。これが、NHKに就職することになった直接のきっかけです。就職活動のために特別何かをしたということはあまりなかったですが、大学生活で培ったものを、活かせたのではないかと思います。



今私は、ニュースのカメラマンをしています。滋賀県の日々のできごとを、外に行ってカメラで撮影します。これはただ撮影するだけではなくて、映像を介した取材なので「映像取材」と呼んでいます。また、普段のニュース取材とは別に、5分程のVTRを自ら企画し、取材にいくこともあります。記者が取材をし、カメラマンは撮影をする、という役割分担のイメージがあるかもしれませんが、カメラマンが取材をすることもあるんですよ。

この仕事は、傍から見れば大変だと思います。事件があったら夜中だろう何だろうと取材に行かなくてはいけません。でも、それが嬉しいくらい仕事が好きです。会社の中で仕事をするのも、外に行って撮影するのも、人と話をするのも楽しいです。NHKは転勤が多いから、滋賀にいられる時間も短いと思います。その間に、宮田というカメラマンがいることを視聴者の方に認知してもらうのが目標です。滋賀に住む人たちとNHKの距離を近づけることに自分が役に立てればいいなと考えています。

    

【立命館大学生に向けたメッセージ】
「立命館大学の皆さんもぜひ一度足を運んでみてください。きっとAPUの魅力を感じるはずです。立命館大学とAPUの国内交流プログラム もあるし、サークル同士の交流活動もありますから。
僕の周りにも、海外から留学して来た人、海外へ渡った人、他大学や立命館大学から編入してきた人など様々な人がいました。APUは規模が大きくないので、学内の大抵の人と知り合うことができますよ。
また、マスコミ業界に興味がある人には、まずは自分から動いてください、と伝えたいです。近くにいくつも放送局があるはずです。積極的にアプローチしていけばつながるきっかけが見つかると思いますよ。

【宮田さんへのお問い合わせ】

滋賀県大津市打出浜3-30 NHK大津 放送部宮田宛
Tel: 077-522-5101(代表)





  

【取材後記】

勝野:宮田さんはとても優しく楽しくお話ししてくださる方で、お話やその雰囲気から、私が持っていた「NHKは固い」というイメージが変わりました。本当に楽しい取材ができたのですが、宮田さんの魅力は書き尽くせなかったことが残念です。宮田さんのおっしゃる、「いつ世界の終わりが来ても大丈夫」、そんな生き方ができたら素敵だと心から感じました。社会に出ることには、不安があります。けれども今回の取材で、そんな気持ちをほぐすことができました。

山内:会えばきっと分かります!「今を全力で生きる!」これが、宮田さんの人生そのものだと思いました。自分の小さな悩みなんて軽く吹っ飛びましたね。そのくらい、本当にカラッとしていて素敵なお人柄で、元気をおすそ分けしてもらった感じです。楽しい取材でした。


  • 取材・文
  • 勝野 由倭子(文学部4回生)・山内 快(経営学部2回生)

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