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510 -  アイデアを追求すること”が便利で楽しい世の中を生み出す

アイデアを追求すること”が便利で楽しい世の中を生み出す


三原 岳さん(2013年経営学部卒業)  写真:右
西田亮介さん(2013年理工学研究科博士課程前期課程 卒業) 写真:左
在学中に株式会社AD/DAを起業し、さまざまなシステムサービスを提案中。

  • No.510
  • 2013年4月5日更新
私たちは在学中の2011年4月にベンチャー会社を立ち上げ、「KeePass」というシステムを自社開発しました。これは飲食店の行列問題の解消を目指したシステムで、携帯端末をシステムにかざして登録しておくと、順番が来たら、どこにいても呼びだしてくれる仕組みになっています。そのため行列に並び、自分の時間をロスすることもなくなります。もともと「お店で行列に並びたくない」という友人の言葉から、このシステムの具体化に向け、取り組んできました。システムが完成してからは、東京の飲食店の方にも協力をしていただき、現場で実証実験として実際に100人以上のお客さまに使っていただき、反応を伺いました。こういった機能があれば便利だという意見が多く、追加機能の意見もいくつかいただけて参考になりましたね。実証実験が終わった段階で、一度ストップしているのですが、いずれは病院など混雑が発生する場所に設置し、混雑解消のシステムとして活用していただければと思っています。
また「KeePass」の事業がひと段落した昨年秋からは、新たにもうひとつのシステム開発に取り掛かりました。「Photrp(ふぉとりっぷ)」といって、WEBに写真を投稿すると、地図上に写真がピンされ、どういうルートで旅をしたのか一目でわかる上に、その情報を他人と共有することもできます。「Photrp」の魅力のひとつは、旅を終えて、時間がたってもアルバムとして見返すことができるところ。次に旅をする参考にもなります。
一眼レフで撮影した写真をパソコンから掲載することもできますし、携帯の方にはGPS情報を取り込んでいるので、一度にたくさんの写真を投稿しても時系列で掲載することができます。
また便利な機能である分、悪用されないよう、写真のセキュリティ対策にも取り組んでいます。システムを開発した当初は、年配の女性を対象としていましたが、男性や企業の方々などさまざまな方から反応や意見をいただき、機能を追加するべく、改良を加えています。
今は特許申請中で、携帯端末にむけた「Photrp」のアプリ製作にも取り組んでいるところです。




-会社を設立し、活動する中で感じたこと、やりがいを教えてください。

(三原さん)起業というのは会社を立ち上げただけのことなので、まだスタートラインに立ったところなんです。1つのプロセスであって、ゴールじゃないですね。

(西田くん)自分たちの雑談から生まれたアイデアが形になった瞬間が、一番うれしく、モチベーションがあがります。僕はシステム開発の担当なのですが、技術者としてのこだわりもあり、やるからには、いいものを作りたいという気持ちもあります。そのため、ゆずれないところは、開発者同士でぶつかりあいます。でも変に妥協せず、とことんまで言い合った方がよいものが作れるんですよね。


-卒業にあたり、学生生活を振り返って思うことは?

(西田くん)BKCは理系と文系が融合しているキャンパスだからこそ、テクノロジーベースの取り組みができたと思うんですよね。僕はアントレプレナーを受講して、そこで出会った友人たちと会社を立ち上げ、一緒にこういったシステムを作ることができました。
経営学部が2015年4月に大阪茨木新キャンパスに移転しても、文理融合といった学生間の交流はなくならないでほしいと思います。自分が面白いと感じるだけでなく、面白いことをやればいいと思います。何も行動せずに嘆くのだけはいやですね。

(三原さん)人よりも長くいた分、ここでは、さまざまな経験をさせていただきました。でも、今のメンバーで新しいものをつくっている時が一番刺激がありましたね。
これからは、今、取り組んでいる事業を、もっと具体的に形にしていきたいと思っています。在学生のみなさんも、やりたいと思ったことがあれば、明日ではなく「今日から」はじめたらいいと思いますよ。


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