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517 -  「何かが変わるインターンシップ!インキュベータってどんなとこ?」

「何かが変わるインターンシップ!インキュベータってどんなとこ?」

(左)吉田光毅さん(情報理工学部3回生)
(右)出口椋太さん(経済学部4回生)

キャンパス内の起業家支援施設「インキュベータ」にてインターンを経験

  • No.517
  • 2013年4月26日更新
立命館大学びわこ・くさつキャンパスには「立命館大学BKCインキュベータ」という、主に起業して間もない企業のスタートアップを支援する施設があります。これは、産官学が連携して企業や起業家の育成・地域産業を活性化させることを主な目的としており、滋賀県および草津市からの要請を受け、大学の協力のもと、中小企業基盤整備機構が設置した公的機関です。

施設に入居している企業は、スタッフとの経営・人事の相談や大学施設の利用、大学との共同研究・開発などといった、様々な支援が受けられます。立命館大学BKCインキュベータでは、企業支援・人材育成事業の一環として、年に2回インターンの募集を行っています。今回は、2012年の10月から半年間に渡りインターンをしていた2人にお話を伺いました。


~インターンの具体的な活動は?~

朝は新聞記事のクリッピングから始まります。これは新聞から企業に関する情報、役に立ちそうな情報を探し出して、自分の考察を加えて記事にしたものを、データと紙媒体に分けて入居企業に渡す作業です。午前中はその他に、電話対応や来客対応などの日常業務を行います。午後は、自由に自分で考えて行動出来る時間が多いですね。インターン全員で進めるプロジェクト活動の資料を作ったり、企画書を書いたりするのもこの午後からの時間です。

学内の講義でゲストスピーカーとしてベンチャー企業の魅力をプレゼンテーションしたり、ベンチャー企業・中小企業活性化の成功事例を探すために、学外のセミナーやフォーラムへ参加することもあります。またある時には、スタッフと企業の方との営業に同席させてもらったりと、各々の自由な発想で活動をします。常に新しい刺激をもらえるので日々、成長することができます。

 


~インキュベータのインターンシップの特徴とは?~

まずは“学業と両立しやすいこと”が大きな特徴ですね。期間は半年間という長期のインターンシップです。活動する曜日を平日の中から1日選ぶことができるので、予定が立てやすく魅力的です。研修先が学内にあるので、移動時間がいらないのも助かりますね。おかげで僕たちは、インターンシップと正課のどちらにも偏ることなく、全力で取り組むことができました。無理なく並行して進められたのはよかったです。

内容面でいえば、“自由に動ける”という利点があります。特定のひとつの企業に入るのではなく、インキュベータオフィス(IM室)での活動が多かったので、入居企業全体のために何をしたらいいかとまず自分から考えて動き、仕事を創り出すことができます。僕たちが活動していくなかで、世間にはインキュベータの存在自体があまり知られていないと感じ、ソーシャルメディアを使うことでインキュベータの魅力を内外に伝えていこうと考えました。例えば、インキュベータのフェイスブックページに僕たちの現在行っている活動の様子を書き込んだり、過去のインターンをインタビューして、それを記事として投稿したりしました。まだ始めたばかりなので今後はネットの活用を増やしていくつもりです。活動の中で、僕たちが思いついたまた、社会人の方と会う機会が多々あるので名刺交換の作法を学んだり、オフィスに掛かってきた電話を受けたりすることで、社会にでる前に基本的なマナーを身に着けることができます。


~インターンシップから学んだことは何ですか?~

□    吉田さん

一番の収穫はなんといっても、中小企業の力強さを間近で感じることが出来たことですね。今までは、名の知れた大企業に入って定年まで働くことが充実した生活を送ることだと信じていました。でも、インターンシップを通じて将来の仕事観が変わりました。特にそのきっかけとなったのは、ある証券会社の勉強会で出会った、「従業員は自分ひとり」だというリサイクル技術を売りにする、企業の社長さん。リサイクル用の部品を集めて回っても、1日の売上が数百円とか数千円程度ということもあるそうです。でも、その社長さんは本当にイキイキ仕事をされていました。普段、私たちは働きに行くときに「仕事に行ってくる」と私生活と区別しますが、その方はライフスタイルの一部に会社の活動があるという印象でした。「『収入の多さ=幸せ』ではない」とはよく言われますが、そんな幸せそうな社長さんを間近で見て、本当にそうなのだと感じることができました。
今は、収入の大きさにこだわらず、やりがいを感じてイキイキと仕事が出来るような企業に入りたいと思いますね。

□    出口さん

“自分で考える力”が付きましたね。あるとき、ベンチャー企業が集まる展示会に同行させてもらい、一般の方に向けて商品の営業をすることになったんです。そこで感じたのは“商品を買ってもらうことがどれだけ難しいか”ということでした。「どんな企業なの?」から始まる新規のお客さんもいて、ただ一方的に商品の説明をするだけでは興味を持ってもらえませんでした。僕より知識が豊富なお客さんもいて、「この成分がいいのだよ」と逆に教えられる場面も。失敗続きだったその時、少し自分のやり方を見直すことにしました。「どうすれば商品に興味を持ってもらえるのか?」と考えた結果、まず商売抜きで雑談をして、お客さんとの距離を縮めてから、商品の魅力を伝えたらどうだろうって思ったんです。挑戦してみると…僕のやり方で商品が売ることが出来ました!

これまでの大学生活では、周りから言われたことに従うことが多く、”自分で考える”経験が足りなかったように思います。だから考えたことを行動に移すのは不安でしたけど、上手くいったときは達成感がありましたね。この“自分の力で考える”経験は、文章を考える時など他の仕事でも役に立っています。インターンシップを通して、例え失敗しても、何度も試行錯誤してみればいいのだと気づかされました。

 


~皆さんへのメッセージ~

インキュベータには、自由に考え、動き、成長出来る環境があります。自分たちの成長だけでなく、支えていた企業さん、地元の中小企業さんたちが勢いづいていく過程を間近で見られるのは、他では味わえない貴重な経験ですよ。起業家を目指す人だけでなく、自分の力を試してみたい人、社会について考えてみたい人など、興味のある人はぜひ一度インキュベータに見学にいらしてください。ただふらっと来てみるだけでも、きっと何かを学び取ることができると思いますよ。

 


~取材を終えて~

なんと、このような学生がインターンシップを経験できる制度をキャンパス内で実施しているのは、全国で立命館大学だけだそうです。複数のベンチャー企業に関われる珍しい体系だけに、お二人の話からも「貴重な経験が沢山出来た」という想いが伝わってきました。何かに挑戦したい新入生の方には特にピッタリの活動だと思いますよ。

次のインターンの任期は10月から3月までの半年間で、応募期間は7月から始まります!17期は出口さん、吉田さんと石神 円さん(経営学部3回生)、野村 真帆さん(経営学部4回生)の4人で活動されていたそうです。所属学部に関係なく応募できるので、興味を持った方は、インターンを経験した先輩方に話を聞いてみましょう!!

立命館大学BKCインキュベータ

http://www.ritsumei.ac.jp/research/collaboration/facilities/incubator.html/


  • 取材・文
  • 取材・文 山内快

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