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521 -  日々目標を持って前進!

日々目標を持って前進!

橋本健斗さん(経営学部4回生)
60年以上の伝統を持つ立命館大学ヨット部の副将として活躍。

  • No.521
  • 2013年5月14日更新
立命館大学ヨット部は、過去にオリンピック選手も輩出した、創部60年以上の歴史の長い団体です。毎週土・日に、琵琶湖の柳が崎で合宿形式の練習をしています。

僕は高校からヨットを始めました。「全国大会を狙えるよ」と先輩に誘われたのがきっかけでした。体験入部で実際にヨットに乗ってみると、気持ちよくて楽しかったのですぐに入部を決めました。ヨットに夢中になり、本当にインターハイに出場することができました。

ヨットの面白いところは、エンジンを使わずに風を使って動くところです。風や波の動きを読むことで、ヨットのスピードや動きが全然違ってくるので、自分で動かしているという実感があります。雨が降っても基本的に練習や試合がありますし、風が強いと水に落ちたりヨットが倒れたりするので大変なこともありますが、自分が成長しているという手ごたえがあります。また、男女関係なく混合でチームを組んで試合をするのも、他の競技とは違うところだと思います。
    

ヨットやボートと聞くと、体力的にかなりハードなスポーツというイメージがあるかもしれません。腕力も使うので、そのイメージは間違いではないのですが、実は皆さんが思っている以上に頭脳面や精神面が大きなウエイトを占めるスポーツです。

ヨットには2人で乗り、後ろの人が舵を取って前の人が周りを見ながら、それぞれが帆を操ります。自分のすべての動きに理由がなければいけません。風の強さ、向き、波の色、波の動き、それにヨットにつけた毛糸の動きまでを分析し、瞬間瞬間で動きを変えていきます。気分のムラも試合に影響してくるので、平常心を保たなければいけません。僕は、毎日の練習で「何かひとつ、昨日できなかったことができるようになる」ことを目標にしています。「今日は風を見る」それができたら「今日は風を読む(予測する)」というように、日々の練習に目標を持つようにしています。それを繰り返すことで自信をつけていきました。
 

ヨット部にとって一番大きな大会は、毎年11月に行われるインカレです。近畿・北陸水域の予選が8~9月にあり、11月が決勝です。ヨットには470(ヨンナナマル)という3枚帆と、スナイプという2枚帆の2つのクラスがあり、併せて1大学で3チーム、計約30チームで決勝を争います。試合は1レース約1時間、1大会が4日間という長さで行われるので、持久力や集中力も必要な競技です。立命館は昨年度総合6位に入賞しました。
    

全日本インカレはチームで戦うので、自分だけが上達しても優勝はできません。昨年推薦されて副将になってからは、全力で頑張って最後には笑おうという意味の「完全燃笑」というスローガンの下、後輩の指導や組織作りに力を入れてきました。一緒にヨットに乗って直接技術指導もしました。トレーニングを変え、部員の意識を変え、礼儀を重視することで、周りの人に目が向くようになり、それが結果として水の上に出たときに視野が広がることにつながるという考えの下、練習に励んでいます。

練習以外でも、ヨット部は20年前から毎年夏に「チャレンジヨット」という活動を続けています。これは障害を持った高校生にヨットにチャレンジしてもらうという活動です。部員が一緒に乗っていても、はじめはみんな怖がって体に力が入っていますが、しばらくすると上手に体重移動をして自分で「乗っている」感じになり、帆を動かして操縦できるようになってきます。「楽しかった」「また乗りたい」という声を聞くのが私たちも楽しみです。毎年春ごろから準備して、自分たちだけで企画・運営をするので大変ですが、その分達成感は大きく、人間的に成長できると感じています。

また、東日本大震災復興支援として、震災による津波で全てのヨットが流失した東北大学に、保有するヨット2艇を寄贈しました。1ヶ月かけて2艇を整備し、トラックで宮城県七ヶ浜まで運びました。届けたヨットで海上練習を再開することが出来ましたと喜びのお礼状もいただき、今後も継続して復興支援に携わっていきたいと思いました。

ヨットは大学から始める人も多いスポーツです。琵琶湖という環境に恵まれている滋賀県で、何か新しいことを始めたい人、心身を鍛えたい人などは、ぜひ一度見学に来て、実際ヨットに乗ってみてください。新入部員大歓迎!お待ちしています!

5月18日(土)・19日(日)には、新西宮ヨットハーバーにて「関関同立定期戦in西宮」が開かれます。応援もよろしくお願いします!

   

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