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529 -  「何か一つ自分に強みをつくりたい!」 “専門”を見つけて会計の資格に挑戦!

「何か一つ自分に強みをつくりたい!」 “専門”を見つけて会計の資格に挑戦!

神農敬太さん(2013年経営学部卒)
在学中に簿記1級を取得、今春よりパナソニック株式会社勤務

  • No.529
  • 2013年6月11日更新
●会計を選んだ理由

高校時代はハンドボール部の活動に注力し、京都府の私立総合体育大会でベストセブンに選出されました。しかし、ハンドボールの他に自分の強みがないという悩みを持っていました。同時期にオーストラリアでの海外研修に参加したことをきっかけに、将来は海外で働きたい!と思い、国際経営学科に入学しました。この学科では、留学生や帰国子女も多く、英語だけ勉強しても強みにならないと感じていました。

1回生で会計に興味を持ち、この世界でプロフェッショナルになろうと思いました。毎日少しでもいいので必ず簿記の勉強をすることを自分の日課とし、電車の中でテキストを解きました。高校まではコツコツ勉強するタイプではありませんでしたが、海外で働くという目標を常に意識していたので続けられたのだと思います。また、所属していた、ビジネスプランを考える学生団体「Innovision」で会計を担当していたことも、モチベーションに繋がりました。
 
会計は論理的で、理解するほど帳簿同士のつながりや企業の動きが見えてくるので、楽しんで勉強できました。1回生で簿記3級・2級を取得し、専門学校とのダブルスクールで3回生の6月に簿記1級を取得しました。簿記1級となると、工業簿記や原価計算など学習範囲が一気に増えますが、3級・2級の学習で基礎がしっかりできていれば対応できると思います。1級に合格したときは嬉しかったですが、「次の目標は何にしようか」と考え始めていました。


●会計と英語を生かして海外インターンシップに挑戦

実践的な経験も積みたいと考え、3回生の後期は海外でインターンシップに挑戦しました。立命館大学MOT大学院に在籍するケニア人留学生と知り合いになり、その人の家族が経営している小学校でインターンシップをさせてもらうことになりました。

しかし、いざケニアに行ってみると、英語も会計も実践ではほとんど通用しませんでした。小学校では経理事務を担当したのですが、英文会計の知識やケニアの銀行のルールもわからず、代わりに小学校で日本文化を紹介する授業などを担当していました。自分の力不足を痛感し、予定より早く帰国することを決めました。
  
  

 
●会計を中心とした活動(税理士試験・論文・ビジネスプランコンテスト)

帰国後、さらに会計の専門性を磨くために、税理士試験と国際会計の勉強を始めました。税理士の勉強を形にしようと、経営学部ゼミナール大会にも応募しました。多国籍企業がどのように税務負担を軽減させているか、法人税と戦略面から研究し、父母教育後援会で経営学部長教育賞を受賞しました。

また、学生団体「Innovision」で考えたビジネスプランを、立命館大学だけでなく学外・海外で行われたビジネスプランコンテストでも発表しました。企画力やプレゼン力が身につき、理系・文系・日本人・外国人がいる中でいろいろな価値観を知ることができました。台湾で開かれたビジネスコンテストで優勝した時は、チームに会計面で貢献でき、とても嬉しかったです。


 ●就職活動

就職活動では、日本のものづくりで世界に貢献したいと考えていたので、メーカーを中心に受けました。面接では、研究した論文について、実際のビジネスの現場でどのように応用・発展させたいかなどを聞かれました。就職活動中は、税理士の勉強との両立が大変でしたが、最終的にパナソニックから内定をいただくことができました。

パナソニックでは多くの職能がある中で、経理部門が一番海外へ行く可能性が高いんです。海外工場や子会社で採算が取れているか?経営理念が守られているか?など、マネジメントに経営情報提供することや監視機能まで幅広い業務を行うことができ、やりがいのある仕事だと思います。

税理士試験の2科目に合格していますが、いつ海外に行くことになってもいいように、社会人3年以内に米国公認会計士の資格を先に取る目標を立て勉強しています。経理には税金や法律などの様々な知識も必要とされます。税制などは常に変化していくので、最新の知識をインプットしつつ、企業経営に生かしていきたいと思います。

●在学生の皆さんへ

入学時は、資格取得で知識を身につけることが一番大切だと考えていました。しかし今になって感じることは、一番の財産は資格の勉強を通じてできた大学の友人たちです。資格の勉強は一人で行うものですが、学内・学外問わず勉強で得た知識を必要としてくれる人が必ずいると思います。私の場合は、そこで人との繋がりを作れたことが、資格よりもはるかに意味のあることだったと社会人になって思っています。

ゆっくり時間を取れるのは大学生のうちだけだと思うので、何でも興味のあることを突き詰めて頑張ってほしいと思います。

   

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