僕は学生団体「PASTEL」の代表として、在日難民の支援を行っています。みなさんは、政治や宗教、民族問題などの理由から祖国を逃れて日本で暮らす在日難民の存在を知っていますか？日本における難民申請を行う難民は、昨年約2500人に数えられていますが、日本は難民を受け入れる体制が整えられていないため、多くの人々が厳しい生活を強いられています。僕は、難民についての講演会で在日ビルマ（ミャンマー）難民の方から話を聴く機会があり、初めて日本にも難民がいるということを知りました。衝撃を受けたのと同時に、「何とかしたい」と思いました。そこで、在日難民の支援団体を探してみましたが、関西で活動する学生支援団体が少なかったので、昨年4月に数人の仲間とPASTELを立ち上げました。

　

PASTELの主な活動は、在日難民について知ってもらう講演会の開催や難民への直接サポートです。活動の中では、入国管理センターで難民の方と面会することもあります。難民の方から「今後の生活についてどうしたらいいかわからない」と話された時、僕は返す言葉が見つけることができませんでした。さらにショックを受けたことは、自分と同世代の方が難民として日本で生活しているという事実を知った時でした。同じ年頃であるにもかかわらず、難民の彼は祖国を離れ外国で暮らし、家族や困ったときに相談できる存在がいません。自分の環境と重ね、全く違う境遇を考えると、暗く重たい気持ちになりました。

けれども、いろんな国の方々と出会って交流ができるという楽しい面もあります。自分と違う考え方を持っている人と話すことで、自分の価値観が変わることがありました。例えば、目上の人を尊敬するというミャンマーの文化について教わってからは、自分も両親を大切にしなければならないと思うようになりましたね。
　
在日難民支援活動を通して、成長したと思えることは、話を聞く力だと思います。さまざまな理由で祖国を離れた難民の方のバックグラウンドに安易に触れてしまうと、傷つけてしまうこともあるので、日常的な話題を投げかけるなど慎重に話すことを心がけています。心の中のモヤモヤを吐き出して少しでも気分を楽にして欲しいと思っています。

　難民支援活動は先の見えないという難しい部分もありますが、僕たちの支援によって難民の方に喜んでもらうことができると、とても嬉しくて、そこにやりがいを感じます。もっと多くの人々に在日難民の存在を広めていくこと、そしてこれからも難民の方に寄り添いながら快適な社会づくりを目指していきたいと思います。

　

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「Flavors Without Borders」開催！

在学生のみなさんに、在日難民について知ってもらうため、立命館大学生協食堂とコラボレーションを企画しました！在日難民の方々の母国の料理が、立命館大学生協の食堂メニューとして期間限定で登場します！

期間：
【2013年6月10日（月）～14日（金）】
メニュー
・まろやかチキンカレー　　　　　　　　　S:\336  M:\362  L:\420
・鶏肉と野菜のスパイシー炒め　　　　　　　\252
・鶏肉とじゃがいものスパイス煮込み　　　\168
・カレンのココナッツミルク白玉　　　　　　 \84

【2013年6月17日（月）～21日（金）】
メニュー
・きな粉入りビルマ風サラダうどん　　  　　 \294
・牛肉とグリーンバナナのトマト煮込み　　 \210
・サンマのスパイシーフライ 　　　　　   　　\168
・ナッツとレーズンのパンプディング　　　　\84　

場所：立命館大学　衣笠キャンパス
生協食堂（存心館・以学館・諒友館）
　
めったに味わえないメニューばかりです！
とてもおいしいのでぜひこの機会に食べてみてください！



【メンバー随時募集！個性豊かなメンバーが楽しく活動中！】

PASTELは現在約20名の学生が、在日難民の支援を行っています！少しでも興味を持っていただいたみなさん、僕たちと一緒に活動してみませんか？
【Facebook】　　　https://www.facebook.com/PASTEL.refugees
【お問い合わせ先】　pas_tel0620@yahoo.co.jp