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564 -  ミャンマーでお土産ビジネスの起業を目指す

ミャンマーでお土産ビジネスの起業を目指す

新谷 夢さん(2010年経営学部卒、産学協同アントレプレナー教育プログラム修了生)

  • No.564
  • 2013年9月6日更新
父のミャンマー人の友人が会社を経営し、現地の人材を募集していました。そのことがきっかけとなって、私はミャンマーで働くことに。大学時代に東南アジアを旅したときから、「東南アジアで働きたい」「起業したい」という強い思いがありました。このチャンスを活かすため、約2年間務めた地元香川の銀行を退職し、昨年6月からミャンマーで暮らしています。大学卒業後に日本で就職した理由は、日本の会社で社会人としての経験を積み、世界でも優れた日本のホスピタリティ(おもてなし)を学びたいと考えたからです。

現地では、不動産会社の社員として会社向けの不動産物件を案内しています。近年、ミャンマーは民主化にともない、日本や欧米諸国との交流が盛んになり、経済面の潜在力が大きな国だと期待され、急速に成長しています。ミャンマーでビジネスを始めようとする海外企業や個人の起業家のお客さまも増えてきており、不動産の需要が追いつかないほどです。
 
  

飛躍的な成長のなかではありますが、市場はまだまだ未熟で、道路や鉄道、上下水道などインフラ整備も不十分です。日常の生活で不便に感じることがありますが、それでもミャンマーでの生活を続けることができるのは、ミャンマーの人々の温かさにあります。人と人との距離がとても近く、気配りや心づかいが自然体で行われていること。知らない人同士が気軽に話し合っています。真面目で勤勉なミャンマーの人々と接していると、日本人と似ているなと強く感じますね。国民の人柄のよさと、経済や情勢が日々変動していること。それが今のミャンマーの魅力だと感じています。1年後、2年後、3年後、「どうなっているのだろう?」とワクワクした気持ちで毎日を過ごしています。

     
 
実は、現在の仕事は、ビジネスチャンスを見つけ起業するための足固めだと考えています。ミャンマーを訪れる人と接する中で、ついに自分自身のビジネスの芽を見つけることができました!それは、「ミャンマーのお土産」です(笑)。

ミャンマーには、手軽に購入することができるお土産がまだ多くありません。民族衣装や小物類が目立ち、既に販売されているお菓子は、パッケージの工夫がなかったり、賞味期限の記載がないものがほとんどです。これでは、購買意欲が高まりません。私が初めてミャンマーを訪れた1年前と比べても、お土産の市場にはほとんど変化がないことから、私は、ミャンマー名産の「お菓子」に着目しました。ヤンゴンのさまざまな菓子店を回り、情報収集に努めました。おいしいお菓子を販売するお店を見つけ、何度もそこへ足を運んだ結果、ついに自分の希望する食材を使った商品開発に協力していただけることができました。また、売れる商品を開発するためには、日本やタイ、中国など海外の人たちにも美味しいと思ってもらえるお菓子をつくることが大切です。日本の友人に試食してもらうなど、さまざまな人の感想も参考にしました。商品開発だけではなく、パッケージのデザインや販路を開拓するなどプロモーション、販売運営も同時に挑戦し、ついに7月商品の試作品が完成しました!(9月初旬 販売開始予定)

それが、このナンカタインクッキー(インドがルーツの白いクッキー)です。

      

ミャンマーは資源が豊富で、それを使用したおいしい食べ物がたくさんあります。このクッキーには、素敵な旅の思い出を思い出してもらいたいという想いを込めました。また、ミャンマーを訪れるビジネスマンや観光客の方に“ミャンマーがつくる”おいしいものを味わってもらいたいですね。今後は、チョコやパイなどの商品開発にも手がけ、ミャンマーのお土産市場を活性化させたいと考えています。ミャンマーの良さを「お菓子」という形で発信していきたいです。

   


在学生のみなさまへ
大学時代に起業家精神を培う産学協同アントレプレナー教養講座を受講していました。起業を目指す周囲の学生に刺激を受けて、私も起業したいと考えていました。しかし、その頃に実現できなかったという悔しさが、今のバイタリティーにつながっていると思います。その後悔が今も残っているので、「何かを始めたい」「起業したい」と考えている在学生のみなさんの力になりたいですね。ミャンマーに興味のある方は、声をかけてほしいと思います。ぜひ一度、ミャンマーを見に来てください。たくさんのチャンスが眠っていますよ!

   
 


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