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686 -  8年間を振り返って

8年間を振り返って

川口清史 先生(学校法人立命館総長・立命館大学学長)

  • No.686
  • 2014年12月24日更新
2007年の就任から8年間。
2014年12月31日をもって任期満了を迎えられる川口清史先生に「この8年」を振り返るとともに在学生のみなさんへのメッセージを語っていただきました。




学園全体がグローバル化した8年間


―まずは、立命館にとっての「この8年間」を一言で表していだだけますか
川口 学園全体でグローバル化が大きく進んだ8年間だったと確信しています。2009年にG30(*1)に採択され、2014年には立命館大学とAPUがSGU(*2)に、附属校2校がSGH(*3)に採択されました。また、このような事例だけでなく、学園の随所で先進的な国際化プログラムを充実させてきた結果、「グローバル教育の先頭を走る立命館」として国内外からの評価が定まってきたと手ごたえを感じています。「立命館の社会的責任として、何としてもやり遂げる」という強い決意で取り組んだことが、今日の立命館学園の姿につながっていると思います




誰のために、何のために歩を進めるのか


―様々な意見に総長はどのように向き合っていったのでしょうか

川口 私は「誰のために、何のために教学の歩を進めるのか」、もう一度理念に立ち返ることから始めました。2006年に策定した立命館憲章はその象徴であり、「R 2 0 2 0」で謳った「教育の質の転換」「学習者中心の視点」「学生主体の教育」は最たるスローガンです。








総長は立命館のシンボル 
「決断」する責務からは逃げられない


―8年間、「立命館学園」の舵を取ってきて、総長の任に対する認識は変わりましたか
川口 総長になるまでは、総長とは教学や政策を決定し、実行を牽引する「機能」だと思っていました。しかし実際に務めてみて、単なる機能ではないことを実感しました。学外である人に「あなたは『THE 立命館』ですね」と言われたことがあります。すなわち総長とは、立命館の存在や姿勢、行っていることを体現するシンボルなのです。元来、表に出るのは苦手な性分でしたが、そう自覚してからは、海外での情報発信、広報活動にも嫌がらずに臨むようになりました(笑)。任期中の最大の取り組みは、大阪いばらきキャンパスの開設を決めたこと。学内の議論は分かれましたが、「今は反対でも、実績を通じていずれ必ず理解される」、そう確信を持って決断しなければ、実現に結びつかなかったでしょう。大きな覚悟を伴いました。


―任期を終えられた後のライフワークについて、予定はありますか

川口 まだ何も考えていません。総長に就任する前年から始めた声楽はこの9年間でずいぶん上達しましたよ。これからも続けていきます。それと、アメフトの大ファンなのですが総長二期目の4年間は、パンサーズの優勝が見られなかったことは心残りです。彼らの応援もライフワークですね。


「学生が元気」、これこそが立命館


-最後に学生のみなさんに向けてのメッセージを
川口 立命館はチャンスの多い大学です。何をするにしてもいろんなチャンスがあります。やりたいと思ったらすぐ実行できる環境が整っているので、その環境や支援する仕組みを無駄にせず、有効に活用してほしいと思います。18歳から22歳までは、人生で最も重要な時期だと思います。時間があって自分を鍛えられる時期だからです。「学生が元気」、これこそが立命館なのです。立命館の学生のみなさんには、やりたいことをとにかくやってほしいと思います。

*1 G30(=グローバル30):文部科学省事業「国際化拠点整備事業(大学の国際化のためのネットワーク形成推進事業)。2020年に留学生4,000人超を受け入れる国際化拠点大学となることを目標とし、学部英語コースの新設、産業界と連携したグローバル人材の育成などに取り組んでいます。

*2 SGU (=スーパーグローバルユニバーシティ):「スーパーグローバル大学創成支援」。日本国内の高等教育の国際競争力の向上のため、海外の卓越した大学との連携や大学改革により徹底した国際化を進める、世界レベルの教育研究を行うトップ型大学(タイプA)と、国際化を牽引するグローバル牽引型大学(タイプB)に対し、重点支援を行うことを目的としており、立命館大学、立命館アジ ア太平洋大学は共にタイプBでの採択となります。

*3 SGH(=スーパーグローバルハイスクール):「スーパーハイスクール事業」。高等学校等において,グローバル・リーダー育成に資する教育を通して,生徒の社会課題に対する関心と深い教養,コミュニケーション能力,問題解決力等の国際的素養を身に付け,もって,将来,国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を図る。


*4 立命館大学・立命館アジア太平洋大学・附属校・小学校を含めた立命館学園全体が、学園の理念を示す立命館憲章を踏まえて、2020年にどのような学園を目指すのかという将来像を示すもの。


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