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キックオフイベント(第3回)

「初等・中等教育におけるグローバル教育の到達点と高大連携への期待」

2022年3月17日(木)に、本プロジェクトのキックオフイベント(第3回)「初等・中等教育におけるグローバル教育の到達点と高大連携への期待」を開催しました。
キックオフイベントの最終回となる今回は「高大連携」をテーマとして開催し、講演および事例紹介を通じて、初等・中等教育に携わる先生方から高校をはじめとした初等・中等教育におけるグローバル教育の到達点をご紹介いただくとともに、高大連携に向けた大学側、小学校・中学校・高校側の課題を提起いただきました。
また、質疑応答では、ご参加いただいた高校・大学の教職員から、高校から見た大学のグローバル教育の取り組みや、大学での学び・研究への接続に向けた課題等に関する多くの質問が寄せられました。講演や事例をご紹介いただいた先生方から、スーパーサイエンスハイスクールやスーパーグローバルハイスクールとしての取り組み・ご経験を踏まえて回答いただき、参加された皆様とともに学びを深める機会となりました。
イベントの概要、講演および事例紹介の配布資料・動画、質疑応答・意見交換、参加者アンケート(抜粋)は以下のとおりです。

開催概要

日時:
2022年3月17日(木)15時00分~16時40分
開催形態:
オンライン(Zoomウェビナー)
後援:
文部科学省
主たる対象者:
国際プログラム、進路指導、入試などに携わる高校・大学の教職員の方々
プログラム:
司会:安高 啓朗(立命館大学国際関係学部准教授、学校法人立命館国際連携室副室長)
  • ・趣旨説明およびプロジェクトの概要説明
  • ・講演「初等・中等教育におけるグローバル教育の到達点と高大連携への期待」

     講演者:堀江 未来 立命館小学校 校長、立命館大学国際教育推進機構 教授

  • ・事例紹介:(1)松浦 紀之 奈良女子大学附属中等教育学校 教諭
          (2)三小田 博昭 名古屋大学教育学部附属中・高等学校 副校長

  • ・質疑応答・意見交換
使用言語:
日本語
参加者:
89名

講演資料

事例紹介(1)

事例紹介(2)

講演動画

質疑応答・意見交換

キックオフイベントにおけるご質問への回答や意見交換された内容を、一部ご紹介します。

高校でグローバルな学びを経験した高校生の成長意欲は非常に高いと考えられます。
そのため、成長意欲に応えうる学修・研究・国際的な環境や特定の分野で尖った生徒を伸ばす仕組みを大学が用意していることを示すことがそのような高校生に対する魅力につながると考えます。

「グローバル」への関心をより具体化できるように、学びたい内容や将来のありたい姿を自分自身で考えてもらうことが有効ではないでしょうか。また、大学の授業を経験することも高校と大学の学びの違いを知る良いきっかけになると思います。
高校でも探究学習の時間を活用して大学での学びにつなげたいと考えており、課題の一つと言えます。
高校生の学びや課題研究の関心に対して、その分野の研究者である大学教員への橋渡しをできる仕組みがあれば活用したいと考えています。

国際交流に消極的な理由の一つに、英語など外国語を使うことについての苦手意識があります。自分自身が学びたい内容・研究課題を明確にすることが、英語を学ぶモチベーションにもつながると考えます。留学生と交流して話す機会を多く設定することでハードルを下げることも効果的です。
英語力の壁や失敗から学ぶことを理解できるよう、周囲がサポートすることも大切だと考えます。また、興味のあること(スポーツなど)を入口にしてグローバルな学びに触れる機会を提供することも有効ではないでしょうか。

グローバル教育のルーブリック評価(グローバル人材のスキルの提示)は高校生の学びのガイドラインとして有益であると考えます。一般的な内容に留まらないよう、取り組みの内容や目的に応じた具体的な内容を反映した評価表になるよう留意する必要があります。

参加者アンケート(抜粋)

・今回のイベントに参加された理由

アンケート

・今回のイベントに対する満足度

アンケート

・高校におけるグローバル教育の取り組みへの理解は深まりましたか。

アンケート