2011年度後期「デジタル/ネット文化・産業論Ⅱ」第7回講義が開講されました!

Posted on 2011.11.21

今年で開設8年目を迎える音楽関連団体共同寄附講座「デジタル/ネット
文化・産業論」は、一般社団法人日本音楽出版社協会、一般社団法人
コンサートプロモーターズ協会、社団法人日本芸能実演家団体協議会・
実演家著作隣接権センターの3つの団体の寄附から成り立つ講座で、
音楽評論家の反畑誠一客員教授のコーディネートによって、コンテンツ
産業界の最前線で活躍されている方々をゲスト講師として招聘する
リレー形式の講義です。この科目では、デジタル化とインターネットが
もたらした文化・産業の構造変化を多角的に現状分析・認識し、次世代
の方向性を研究することを課題としており、コンテンツビジネスや
エンタテインメントビジネスに関心を持つ多くの学生が受講しています。

11月9日(水)に行われた第7回講義では、実演家権利処理機構
ミュージックピープルズネストの副代表幹事であり、モーグ・シンセ
サイザー・プログラマーの第1人者として様々な場で活躍する松武秀樹氏
をお招きし、テクノミュージックの進化について講義が行われました。

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講義では、貴重な音楽や映像とともに、テクノロジーの軌跡を辿りながら
テクノミュージックの進化について分かりやすく説明していただきました。
1897年にアメリカで開発された世界初の電子楽器にはじまり、その後各国
でテクノロジーが発展し、新たな音楽が生み出された歴史を学び、現在も
進化し続けるテクノミュージックの魅力と奥の深さを学生は実感しました。

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また、「テクノロジーミュージックの完成形はその時代が認め、時が
進めば新たなテクノロジーが誕生して進化が始まる」と電子楽器とテクノ
ミュージックの今後の可能性についてもお話しいただきました。
最後には、進化する中において、「温故知新」の精神を忘れないで欲しい
とお伝えいただき、ものづくりにおいて、歴史を知り、新しいことを研究
して更なる発展へと繋げていくことの大切さを学生は学びました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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