2011年度後期「デジタル/ネット文化・産業論Ⅱ」第13回講義が開講されました!

Posted on 2012.01.13

今年で開設8年目を迎える音楽関連団体共同寄附講座「デジタル/
ネット文化・産業論」は、一般社団法人日本音楽出版社協会、
一般社団法人コンサートプロモーターズ協会、社団法人日本芸能
実演家団体協議会・実演家著作隣接権センターの3つの団体の
寄附から成り立つ講座で、音楽評論家の反畑誠一客員教授の
コーディネートによって、コンテンツ産業界の最前線で活躍
されている方々をゲスト講師として招聘するリレー形式の講義
です。この科目では、デジタル化とインターネットがもたらした
文化・産業の構造変化を多角的に現状分析・認識し、次世代の
方向性を研究することを課題としており、コンテンツビジネスや
エンタテインメントビジネスに関心を持つ多くの学生が受講して
います。

12月21日(水)に行われた第13回講義では、株式会社小学館の
取締役副社長として出版業界をリードする白井勝也氏をお招きし
、出版メディアの現状と新たなビジネスモデルについての講義が
行われました。

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<株式会社小学館 取締役副社長 白井 勝也 氏>

 

講義ではまず、日本のコンテンツ産業の状況やデジタルコン
テンツの市場規模について詳細なデータを示しながら最新の
情報をお話しいただきました。また、海外の日本のコミック
事情について、ネット上の海賊版問題等によりマネタイズが
難しく対策が求められている実態を学生は学びました。
さらに、出版産業の今後の課題として、出版社に著作隣接権
を設定することや、電子書籍の本格的な到来までにデジタル化
に対応した新たなビジネスモデルを構築することが求められ
ているとお伝えいただき、デジタル化の進む中、今後の出版
産業のあり方について現状と課題を見直し、分析するきっかけ
を与えていただきました。

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加えて、「コンテンツ創りは人の心に寄り添う仕事である」
ことや、「読者の心の奥底に届くコンテンツを創り育てていく
ことが出版社の仕事である」ことなど、コンテンツ創りに対する
先生の思いをお伝えいただき、学生は感銘を受けるとともに
コンテンツ産業に携わる魅力を実感した様子です。 

 

 

 

 

 

 

 


 

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