産業社会学部生の活躍を紹介します!~vol.3~

Posted on 2012.05.21

2回にわたり掲載してきた産業社会学部金山勉ゼミ生紹介も
今回が最終回となりました。最終回は、4回生の寺尾力くん
です。
金山ゼミでは「ラジオ」という情報メディアに着目し、
東日本大震災においてラジオがどのような役割を果たし
今後どのようになるのかを、被災地で取材しました。
その取材した記事「被災地のラジオが教えてくれたこと」が、
見事第3回「CAMPUS新聞大賞/日本財団賞」に選ばれ、
取材を通して感じたことや、学んだことなどを伺いました。
(※取材内容の詳細記事は、「2012年2月アーカイブ」を
ご覧ください。)

3DSCN5467.jpg

<メディア社会専攻4回生 寺尾 力くん>

 

Q.メディア社会専攻を選んだのはなぜですか?
A.中学生のときから記者になりたいという夢がありました。
元々は映像に関わることに興味関心があったのですが、
ある戦場ジャーナリストの方のお話を聞いてから、ジャーナ
リズムの世界に興味を抱くようになりました。メディア社会
専攻にはメディアを専門的に扱う授業や、メディアの一線で
活躍されている客員教授の先生方の授業も充実していたため
志望しました。

 

Q.ゼミでの主な活動内容を教えてください!
A.「ラジオ」や「テレビ番組」を制作したり、東日本
大震災後に被災地を訪問し、現地のラジオ局の実態を探ったり
、今後のラジオの在り方について考えをめぐらせたり、
様々なことをアクティブな学びとして経験しました。現在は
卒業論文「SNSと世論の関係」に向けて準備を進めています。

 

Q.取材をした中でもっとも印象的な出来事は何ですか?
A.宮城県山元町を取材で訪問した際、現地の方のお話を聞く
機会がありました。現地の方は、遠い目で私たちに何かを
訴えかけるように話しをされており、その喪失感に直に触れた
ときに自分たちができることの小ささを痛感しました。地域に
密着してこそ多くの真実が明らかになるものです。しかし
私たちのような短期間の訪問では、震災の全体像も把握できず
、地域のことも深く踏み込んで理解できないままで、虚しさを
感じたことが印象深く残っています。

 

Q.活動を通して、何を学び、何を得ましたか?
A.自分の実力不足を感じさせられたことです。しかし、
それに今気付けたことは、自分にとって非常にプラスとなり、
今後にも繋がる良い経験になったと思います。また、メディア
に着目する中で、メディアの中心にいるのは「人」でしかない
と気付けたことが大きいです。メディアは何かともてはやされ
る存在ですが、「人」がいてこそメディアが存在できるという
ことに改めて気付かされました。と同時に情報の主体的な
発信者となることの重みを強く感じました。

 

Q.今後の目標は何ですか?
A.被災地での取材を通して学んだことが非常に多かったので、
今回浮き彫りとなった課題などを今後の人生のさまざまな局面
で活かしたいと思います。
来年からは、中学の時から夢に描いていた記者として社会に
出て働けることが内定しているので、非常にわくわくしています。
学生時代に培ったことを忘れず、常に貪欲に、誰よりも汗を
かける記者を目指します!

 

被災地での取材を通して、彼らなりにたくさんの事柄を吸収し、
様々な経験を経て培ったものは、今後にも繋がる良い勉強に
なったと思います。
ここでの経験をぜひ社会に出てからも活かし、次へのステップ
に役立ててください。

取材にご協力いただいたみなさん、ありがとうございました!

 

 

 

 

このページの上部へ