産業社会学部では、昨年に引き続き、スポーツを中心
とした海外短期研修プログラムが実施されました。
8月に2週間程度で実施する当プログラムは、サンディ
エゴ州立大学での講義とアリゾナ州フェニックス近郊
でのフィールドトリップを通じて、スポーツとエコツー
リズム、スポーツと都市開発、地域社会におけるスポー
ツ産業の役割等、全専攻に関わる内容を学術的かつ体験
的に学びます。
今回は当プログラムに参加した産社生を3名紹介します。
最後は人間福祉専攻の最明美咲さんです。
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<人間福祉専攻3回生 最明 美咲さん>
Q.普段産業社会学部の中でどのようなことに関心を持ち、
学びを進めていますか?
A.児童福祉に興味があります。ゼミでは、児童貧困や
いじめ、虐待など児童に関わる問題について、どのような
支援や政策が行えるのか考察しています。
Q.留学に行こうと思ったきっかけは何かありますか?
A.大学では主に福祉関係を学んでいることから、スポーツ
について勉強する場はほとんどありませんでした。元々
スポーツには興味があったため、この機会に福祉のみならず
多くの事を吸収したいと思い参加を決めました。また、
その中で障害者とスポーツとの結びつきも学べたら良いなと
思ったことも理由のひとつです。
Q.留学を通して何を学びましたか?
A.人と人との関わりの大切さをこの研修で学びました。
現地で私たち学生のサポートをしてくれた方をはじめ、現地
での出会いを通して視野が広くなり、色々な考え方を知ること
ができました。今後も一期一会の心を大切にしていきたいです。
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Q.どのような出来事が思い出に残っていますか?
A.当研修は、事前に調べたい課題について問題提起を行った上
で研修に臨みます。その問題について現地で調べ、結果を帰国
後にプレゼンします。このプレゼンの準備等が特に印象深く、
非常に苦慮しました。けれど、大変さの中にも人前で話すことや、
主体的に動くことなど、自らが苦手としていたことを克服する
ことができました。
Q.参加して良かったと思うことは何ですか?
A.私は研修に参加するまでスポーツに関する知識は全くありま
せんでした。しかし、私が学びたかった障害者とスポーツや
スポーツに関わる日米の差など、多岐に渡り学ぶことができま
した。そして一緒に参加した学生や、現地で出会った方々と繋が
りを持てたことが、私にとって何よりの喜びです。
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Q.日本とアメリカとの違いで特に印象に残っていることはありますか?
A.愛国心の強さを感じました。アメリカ人は、試合観戦やボラン
ティアなどの際、自分もグループの一員となり参加したいという
気持ちが強いように思います。また、スタジアムの雰囲気も日本
とは大きく違い、スタジアムを活性化することで、地域に貢献
しようという想いを感じることができました。
Q.来年プログラムへの参加を考えている方へ一言お願いします!
A.スポーツに関する知識がない、英語が話せないなどの理由で
参加を迷っている人にもぜひ参加してほしい研修プログラムです。
大変なこともありますが、達成感や自分自身の成長を必ず感じる
ことができます。私は3回生で参加したのですが、2回生で参加
できればより良かったなと思います。なぜなら、学んだことを
さらに追求し深める時間をたくさん持つことができるからです。
今後、就職活動や卒業論文制作にも活かすことができる研修プロ
グラムだと私は思います。