「読売スポーツ社会学講座」にて2012年夏季ロンドンオリンピック日本選手団団長の上村春樹氏が講義を行いました!

Posted on 2012.12.04

2012年11月19日(月)、「読売スポーツ社会学講座~スポーツ報道
の射程-イギリス・ロンドン夏季オリンピック大会等を題材に~」
の授業にて、2012年ロンドン夏季オリンピック日本選手団の団長で、
現在JOC常務理事等を務める上村春樹氏を特別ゲスト講師として迎え、
第8回講義を開催しました。教室に集まった約250名の学生は、上村
団長の講義に熱心に耳を傾けていました。

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<ロンドン夏季オリンピック日本選手団団長 上村春樹氏>


講義の中で上村団長は、「総じて、やる気をいかに持ち続けてやる
ことができるのか」が重要であり、柔道家としての自らの体験や、
経験を中心にお話ししてくださいました。上村団長は自分自身の人
生を大きく変えたのは、大学入学後の最初の試合で負けた際、当時
の監督から「素質のない人間は人の2倍、3倍練習しないとチャン
ピオンになれないぞ」と声を掛けられたときだったと言います。
そのときから「人の2倍、3倍練習することは難しいが、毎日20分
多く練習することであれば自分にもできる。絶対に妥協せず最後ま
で諦めない姿勢を大切にしよう。」という思いで日々練習に打ち込
んだそうです。試合で負けたとしても「敗因」を徹底的に調べ、技
の特性を分析し、試合時に予測可能な状況を想定して練習を行うこ
とにより、自分自身の持ち味を活かした戦い方をすることができる
と自らの持論を述べました。

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さらに上村団長は、「目標を定め、その目標に向かって行動する
ことが大切です。毎日同じことをいかに続けられるか。そして、
当たり前のことをきちんとやることを肝に銘じてください。」と
述べ、会場にいた学生たちに目標を定めチャレンジすること、常
に疑問を持つこと、何においても興味を持つこと、妥協をしない
こと、努力することが大切であるというメッセージを送ってくだ
さいました。
また、今後の柔道の発展に向けて、日本のみならず世界で指導者
の育成が課題であることが紹介されました。

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なお、今後の「読売スポーツ社会学講座」では、12月10日に元女子
サッカー日本代表でサッカー解説者の大竹七未さん、12月17日に
ロンドンパラリンピックゴールボール日本代表で金メダルを獲得し
た安達阿記子さんをお招きし、特別講義を行う予定です。

 


 

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