産業社会学部生の活躍を紹介します!

Posted on 2012.12.10

10月23日発刊のSANKEI EXPRESSに産業社会学部現代社会専攻
4回生の藤堂瑞恵さんが書いた記事が掲載されました。藤堂
さんはベトナム支援活動に同行し、学校建設事業や視覚障害
者のためのIT技術提供施設、肢体障害者のための自立生活
支援センターなどを取材しました。聴覚障害者を対象とした
教育支援プロジェクトでは、教員免許を取得した9人の大学
卒業式に立ち会い、プロジェクトの歩みやその成果について
リポートを行いました。

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<現代社会専攻4回生 藤堂瑞恵さん>

Q.今回おこなった、主な活動内容を教えてください!
A.東日本大震災後、私たち産業社会学部金山ゼミ生で取材
を行い書いた記事「被災地のラジオが教えてくれたこと」が
"新聞大賞"に選ばれたことで、その副賞として日本財団の
理事の方々と発展途上国の支援に同行できる機会をいただき
ました。(ゼミから一名同行できることになり、私がゼミ生
の代表として参加することになりました。)
これは現地の視察を兼ねており、日本財団の支援が現地で
どのように活かされ、以前と比べ状況がどのように変わった
かを調査するものです。いくつもの学校や施設を訪問し、
理事の方より当プロジェクトの主催者側へ支援で足りていな
いことや現在の状況(良い面、悪い面)等を取材します。
その現場に今回同行し、私もカメラを向けて"ベトナムの今"
を直接感じることができました。


Q.取材を通して、どのようなことを感じましたか?
A.今回初めて下調べから、写真撮影、取材まで一人で行い
ました。以前の取材の際は、ゼミの仲間と行動を共にしていて
安心感もありましたが、今回は一人で全てこなすことの難しさ
を知ったと同時に、ゼミの仲間がいることのありがたみを改め
て感じました。また、限られた時間の中とは言え、取材をする
ということは、受け身の姿勢ではなく主体的に動くことが求め
られ、訪問先の学生や主催者側に自分からアプローチしていく
ことが重要であることを学びました。


Q.もっとも印象的な出来事は何ですか?
A.日本財団からの支援が終了したことで、現地の人々が理事
の方に支援の継続を直談判している切実な姿は非常に印象的で
した。日本財団側が視察で把握する状況は表面的なため、現地
の人々の本当の必要性や考え方を理解することは難しく、相違
が生じてしまっています。現地で携わっている人にしかわから
ないことが数多くあるということがわかりました。


Q.後輩への一言をお願いします!
A.大学時代の4年間をどう使うかは全て自分次第です。4年間
でどれだけ色々なことにチャレンジできるか、が大切だと思い
ます。自分がやりたいと思ったことだけではなく、あまり興味
がないと思っていた分野にも、自分自身の成長に繋がることが
きっとあります。
色々な経験を重ね、多くのことを培って、社会に出たときに活
かすことができる力を大学で身につけてほしいと思います。
頑張ってください!

 

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<ベトナム中部 ホイヤン市の小学校>
※校舎増設の完成を記念して式典が行われた

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<ドンナイの聴覚障害者教員養成プログラムの卒業式>

 

 

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