子ども社会専攻企画「子どもの広場2013」のプレ企画が実施されました!

Posted on 2013.10.22

10月17日、存心館において、東京大学大学院 情報学環 特任助教
の森秀樹先生による「ワークショップを学ぶワークショップ」と題した
特別講義が行われました。
この講義は、地域の子どもたちとの交流を目的とする“子ども社会
専攻企画「子どもの広場2013」”(11月23日開催予定)に先立って、
専攻の1回生を中心に学びの機会を提供するプレ企画として実施
されたものです。
特に、ワークショップ(体験型の学び)について、その楽しさ、参加者へ
の関わり方、企画デザインのあり方を考えてもらおうと企画されました。


講師の森先生は、株式会社セガ、マサチューセッツ工科大学
メディアラボ客員研究員、株式会社CSK(現SCSK)、大阪大学
大学院人間科学研究科助教を経て現職に就かれ、新しい創造
的な学びのための環境やツールの研究を続けられている方です。
学校内外での教育として、近年注目されている「ワークショップ」
に関する専門家で、学校でも多くの実践経験を持っておられます。

<森 秀樹 先生>

講義は、「ワークショップとは?」という問いについて、小学校での
プログラミングやロボット製作など、体験型の学びの実践例を交え
たお話から始まりました。そして、その楽しさを体験すべく、2~3人
が1グループになって、実際にワークショップを行いました。今回は、
「モーターを使って、光ったり、音が鳴ったり、動いたりする作品を
つくること」がテーマでした。LEGO、LED、折り紙、カラーモールなど
を用いて、どのグループも森先生のアドバイスどおり“真剣に楽しみ
ながら”作品づくりに取り組んでいました。




ワークショップ後は、作品を発表したり、活動中の写真を見たりしな
がら振り返りをして、参加者としての楽しみとともに、実施者としての
ポイントも考えました。最後は、森先生から、ワークショップを支える
学習観として、マサチューセッツ工科大学での研究開発のコンセプト、
実際にワークショップを実施するときの企画方法などをお話しいただ
きました。専攻企画や自主活動の運営力の向上にとどまらず、これ
からの教育や学びに対する考えの深化につながることが期待される
講義となりました。

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