産業社会学会 アドバンストセミナーが開催されました!

Posted on 2013.11.19

10月25日(金)以学館地下多目的ホールにて、産業社会学会
アドバンストセミナーが開催されました。産業社会学部アド
バンストセミナーとは、産業社会学会が始めた産社の新しい
企画です。まだ研究を始めていない人は研究の世界と、研究
を始めている人はいつもと異なる研究の世界と、気軽に触れ
合える場を作り、産社の持つ「学術的学際性」へと飛び込む
きっかけを提供します。
今回は、産業社会学部3回生※「時は今だプロジェクト」に
よる発表が行われ、発表に参加した現代社会専攻の木下さん
に概要を説明していただきます。

私たち「時は今だプロジェクト」は、今回のアドバンスト
セミナーで「小規模分散型エネルギーの地産地消と地域再生
の可能性」というテーマで発表させていただきました。私た
ちは日本が直面するエネルギー問題特に、原子力発電の脆弱
性とそれを代替するエネルギーとして、そして、疲弊する中
山間地域の再生の可能性を秘めた小水力発電に魅力を感じ、
2011年後期から継続して研究を行っています。

研究をするうえで、私たちは岐阜県大垣市上石津町にある時
地区・時山地区をフィールドとして活動をしています。ここ
には、大正から昭和にかけて稼働していた小水力発電のプラ
ントが残されており、このプラントを再稼働させることを最
終目標に、研究を続けています。
発表では、プロジェクト発足の理由や活動の内容(例えば地
元の方へのヒアリング調査、九州で実施された小水力シンポ
ジウムへの参加、全戸対象のエネルギー調査など)、小水力
発電の説明、先行事例研究の中で見えてきたこと、つまり
エネルギーの地産地消を進めることは地域の魅力を高め人々
を元気にさせる!を中心に発表させていただきました。

発表を聞いてくださった方々に、小水力発電の魅力や可能性、
そして中山間地域が持つ自然の魅力や地域の人々との交流の
楽しさを知っていただき、一緒に活動する輪が広がったら
とても嬉しいです。


※「時は今だプロジェクト」とは、東日本大震災をきっかけに
原発依存のエネルギー供給体制に疑問を抱いた学生が集まって
発足したプロジェクトです。

次回のアドバンストセミナーは11月22日(金)に開催されます。
みなさまふるってご参加ください!

このページの上部へ