子ども社会専攻 第5回京北子どもプロジェクト~納豆をつくってみよう~

Posted on 2013.12.01

11月24日(日)、第5回京北子どもプロジェクト~納豆を
つくってみよう~が行われました。右京区京北地区は納
豆のふるさとと言われており、冬に入ると「藁つと納豆」
が各家庭でつくられてきました。
京北子どもプロジェクトは、小学校教員志望の学生達が、
子どもと一緒に「藁つと納豆」をつくることによって、
子どもとのコミュニケーションの力を身に付けることや、
伝統的な日本の食や農的な暮らしに触れることによって、
食育について立体的に学ぶことを目標としています。
本年度も京都市教育委員会発行の『GOGO土曜塾』で
参加者を募集したところ、14名の子どもを含む31名の応
募がありました。

「納豆博士になれるかな?」

まずは子どもたちに、納豆について興味をもたせるために、
「納豆博士になろう」ということで、クイズを行いました。
学生から出された「納豆は何からできているの?」「納豆
を食べると頭が良くなる?」「納豆をねばねばにするには
何を混ぜたらいいの?」などのクイズに子どもたちは元気
に取り組みました。

「うまく出来るかな?」

クイズが終われば、いよいよ作業開始。まずは「藁つと」
をつくります。子どもたちの多くは藁を初めて見たり、手
にしたようで、興味津々の様子。学生達や保護者の方と一
緒にあれこれ試行錯誤しながら、全員がマイ「藁つと」を
つくりました。出来た「藁つと」に、大豆の煮豆を詰めて、
5日間くらい納豆の寝床に寝かせると、「藁つと納豆」の
出来上がりです。今年も、子どもたちは煮豆が納豆になる
不思議さや、「藁つと納豆」の濃厚な香りや味わいに驚く
ことでしょう。

最後に、参加者から後日送られて来た御礼のメールを紹介
します。

「先日は大変お世話になりありがとうございました。とて
も良い経験ができました。自然が大好きな娘(3歳)はとて
も楽しかったようで、また作りたい!と話していました。
娘は豆類が大好きです。納豆はにおいがあまり好きではない
ようですが、これを機会に食べてくれたら・・・と思って
います。先日頂いた大豆は、娘が大好きな煮豆(鶏のひき肉、
人参、高野豆腐etc・・・)にしていただきました。また、
来週の「納豆出来たぞ!パーティー」もお世話になりますが
どうぞよろしくお願いいたします。」


文責:子ども社会専攻 中西仁 准教授

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