「国際セミナー」にて和菓子作りを体験~異文化交流を深めよう~

Posted on 2013.12.18

英語副専攻者を対象に、今年度から開講されたグローバル・
フォーカスの科目の1つ「国際セミナー」SDクラス
(担当:江口友朗准教授)では、専攻での学びを超えて、
学際的な視点から福祉や教育について、国際的な視点に
立ったグループ研究を進めています。
クラスでの学びを深める中で、「英語を話す場が欲しい」、
「外国人の考えを知りたい」といった声が多数出てきたこと
から、今回は、学生が主体となって企画・準備する形で、
去る11月29日の講義時間を利用して、外部から和菓子職人を
招き、そして、公募に応じた学内の留学生と共に、京都らし
い和菓子作りという日本文化を実体験する形で、身近な異文
化交流を試みました。

<職人さんの指導の下、日本人学生が時に通訳しながら、
一緒に作りました。>



<表情は、みんな真剣そのものです。>


<職人さんの見本(右側)のように上手くできた(左側)かな?>

以下は、参加した日本人学生の感想です。
「日本人学生にとっても留学生にとっても初めての和菓子
作り体験。和菓子作りに求められる繊細な技術と心を留学
生と共に感じることが出来ました。お互い拙い英語と日本
語でしたが、十分に会話を楽しみました。良い企画であっ
たと思います。」
(現代社会専攻学生) 

「先生に助けてもらいながら、自分たちで企画をし、留学
生との交流をする機会を設けることができて、さらに「和
菓子作り」という日本人でもめったに経験できないような
貴重な体験をさせていただけてとても良い経験になりました。」
(現代社会専攻学生)

「今回行った留学生との交流会は、私達日本人学生が是非
留学生と交流したいという強い思いから実現されました。
言葉の壁を越えてどのようにすれば互いを理解し、楽しい
時間が過ごせるかについて考えることは、国際理解を目指
す私達にとって一番基本で、大切なことだと思います。
今回の交流会でそのことについて深く考えることができま
した。」
(人間福祉専攻学生)

「日本語を学ぶ留学生とともに京都の伝統である上生菓子
作りを体験し、私たちだけでなく留学生も和菓子作りに真
剣に取り組み、楽しそうにしていて、和菓子を作る楽しさ
を共感できたことがとても嬉しかったです。」
(人間福祉専攻学生)

「留学生と一緒に和菓子作りを体験し、日本にはこんな素
晴らしい伝統があるのだなと思い改めて日本の魅力を再確
認しました。そして留学生との交流では、なかなか思うよ
うに話せないこともあったけれど、異文化に触れて刺激を
受けることができとても良い機会となりました。」
(人間福祉専攻学生)

この様に、学生たちは、ごく短い時間での留学生との交流
でしたが、それぞれに得たもの、考えることがあったよう
です。今後の学びにも何らかの形で役立ってくれればと、
ひそかに期待しています。

<終了後、職人さんと一緒に記念撮影です。>


(文責:現代社会専攻 江口友朗 准教授)

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