読売マスコミ講座ミニシンポジウムが開催されました!

Posted on 2014.08.26

7月14日(月)、以学館1号ホールにて「読売マスコミ講座」
ミニシンポジウムが開催されました。
「読売マスコミ講座」は読売新聞大阪本社と讀賣テレビ放
送の協力により、産業社会学部で開講されている社会連携
科目であり、今年で開設14年目を迎えます。講義では、新
聞社、テレビ局の第一線で活動されている講師の方々によ
る、新聞、テレビが映し出す現代社会の諸問題をよりアク
チュアルに学ぶ講座として開講されています。ミニシンポ
ジウムは授業の総括も兼ねながら、現在の新聞とテレビが
直面する課題について、ゲスト講師をお招きして行われて
いるものです。今年で4回目の開催となりました。

今回のミニシンポジウムでは、ゲスト講師として、読売新
聞大阪本社より編集局総務の泊吉実氏、讀賣テレビ放送よ
り報道局解説デスク山川友基氏のお二人をお招きし、「報
道から考える新聞とテレビ」と題して、「新聞、テレビと
インターネット」「情報と公共性」というテーマから
「STAP細胞報道」を例としながら議論が行われました。



読売新聞大阪本社の泊氏からは、「STAP細胞報道」をめぐ
って、報道指針による新聞の姿勢やインターネット情報と
の関わりにおける課題について語られました。讀賣テレビ
放送の山川氏からは、報道に関してテレビの映像の扱いに
も留意しながら、インターネットの情報からどのように
「裏どり」を行うのか、また情報の「速報性と正確性」の
ジレンマなどにも言及しながら語られました。

今回のミニシンポジウムにより、現代社会を取り巻く環境
の変化と報道の諸問題に、新聞社、テレビ局がどのように
取り組んでいるのかについて有益な議論が交わされました。


文責:メディア社会専攻 粟谷佳司 准教授

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