7月14日(月)、以学館1号ホールにて「読売マスコミ講座」
ミニシンポジウムが開催されました。
「読売マスコミ講座」は読売新聞大阪本社と讀賣テレビ放
送の協力により、産業社会学部で開講されている社会連携
科目であり、今年で開設14年目を迎えます。講義では、新
聞社、テレビ局の第一線で活動されている講師の方々によ
る、新聞、テレビが映し出す現代社会の諸問題をよりアク
チュアルに学ぶ講座として開講されています。ミニシンポ
ジウムは授業の総括も兼ねながら、現在の新聞とテレビが
直面する課題について、ゲスト講師をお招きして行われて
いるものです。今年で4回目の開催となりました。
今回のミニシンポジウムでは、ゲスト講師として、読売新
聞大阪本社より編集局総務の泊吉実氏、讀賣テレビ放送よ
り報道局解説デスク山川友基氏のお二人をお招きし、「報
道から考える新聞とテレビ」と題して、「新聞、テレビと
インターネット」「情報と公共性」というテーマから
「STAP細胞報道」を例としながら議論が行われました。
読売新聞大阪本社の泊氏からは、「STAP細胞報道」をめぐ
って、報道指針による新聞の姿勢やインターネット情報と
の関わりにおける課題について語られました。讀賣テレビ
放送の山川氏からは、報道に関してテレビの映像の扱いに
も留意しながら、インターネットの情報からどのように
「裏どり」を行うのか、また情報の「速報性と正確性」の
ジレンマなどにも言及しながら語られました。
今回のミニシンポジウムにより、現代社会を取り巻く環境
の変化と報道の諸問題に、新聞社、テレビ局がどのように
取り組んでいるのかについて有益な議論が交わされました。
文責:メディア社会専攻 粟谷佳司 准教授
読売マスコミ講座ミニシンポジウムが開催されました!
Posted on 2014.08.26