京北の市民農園で夏野菜の作付けを行いました!(リッツファーム・プロジェクト)

Posted on 2015.06.05

去る5月31日に、リッツファーム・プロジェクトの活動の一環で、
桂川上流の農山村地域である京北地区(京都市右京区)でお借り
している市民向け貸し農園(市民農園)を訪問し、夏野菜やサツ
マイモの作付けを行ってきました。作付けに先立って、前日に京
北地域に入り、京北で地域課題の解決に取り組んでいるNPOの方
や京北に移住してきた女性起業家の方にお話を伺ったり、農場を
見学したり、また、常照皇寺といった京北の地域資源を見て回っ
たりなどフィールドワークを実施しました。



リッツファーム・プロジェクトは、2012年度から始まったプロジ
ェクトで、おもに産業社会学部の高嶋ゼミのゼミ生や、京北プロ
ジェクトに関わっている学生たちが参加しています。このプロジ
ェクトでは、京北の農家の上野農園さんやNPO京北コミュニティ
ビジネスと連携しつつ、京北地域にある市民農園をお借りして、
そこで農作物を実際に育てるとともに、食と農を手がかりとして
の京北地域の課題解決や活性化に向けた活動を考案し、展開して
きています。

詳細はこちら↓
https://www.ritsumei.ac.jp/ss/education/social/project02.html/

今年度も、市民農園で野菜作りにチャレンジすることになりまし
た。今回作付けしたのは、サツマイモ、スイカ、南瓜、しそ、
そして、京野菜として有名な万願寺とうがらしです。作付けのス
ペースに若干空きがあるので、もう少し京野菜か何かを作付けす
るつもりです。

作付け作業は、農園主の上野さんのご指導のもと、メンバーで手
分けして、畝を立て、マルチを張り、作付け、水やりなどの一連
の作業を行いました。初めての農作業体験というメンバーも多く、
慣れない中それでも和気あいあいと楽しく作業が終えることがで
きました。



こうして農作業に触れ、京北地域の課題と可能性を知り、そして、
京北の人と交わる。この積み重ねの中で農山村地域のリアルを知
り、学びを深め、京北地域の課題解決や活性化につながるような、
何か糸口をつかめれば、と思います。

ともかくも、これからリッツファームの学生たちは、毎週末に市
民農園を訪問し、野菜のお世話をすることになります。併せて、
地域資源の調査や地域の方々との交流を進めていき、それらをも
とにリーフレットを作成する予定です。

今年度のリッツファーム・プロジェクトでは、農園活動やリーフ
レット作成のほか、京北の食材を利用した食堂活動の展開などを
計画しており、今回作付けした野菜なども、その食堂での提供メ
ニューの食材としていずれ活用されることになる予定です!

市民農園のフェイスブック・ページ(「京北の里 上野農園」):
https://www.facebook.com/keihoku.uenofarm.ritsfarm


文責:現代社会専攻 高嶋正晴 教授

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