アジア学生交流プログラム「勇気と覚悟を試される場で」

Posted on 2016.01.30

企画研究「国際交流実践研究」で参加した台湾のアジア
学生交流プログラムは、日本人として、未来を担う若者
として、「勇気と覚悟」が圧倒的に足りないと気が付か
された5日間でした。これほどまでぶつかり合える仲間
がいて、ひとつのゴールに向かって必死にコミュニケー
ションをとりながら夢中になる機会は、特に大学内の学
びの中では滅多にないと思います。

アカデミックなサークルや課外活動ともかなり異なると
思われる時間と、そしてとても楽しい時間を過ごしまし
た。私たちは義守大学内の寮に宿泊し、大学生同士で交
流学習をしながら、ローカルフードを食したという、観
光とは全く異なり、まさに地元の学生たちと同じ生活の
中で異文化をしみじみと味わい、台湾の「日常」を「体
験する」ことができたと思います。
台湾の学生とのディスカッションで、これまで大学や様
々な場所で活動して学んできたことをアウトプットして
みることで、それが自分のなかでしっかり育っていない
ことや、自分の言葉になっていないことにも気付くこと
ができたと思います。また、第二言語としての英語の壁
を乗り越えながら、必死に自分の考えをアウトプットす
ることで、私たちを隔てる壁やお互いの考え方の違いを
最大限に生かしながら、そこから生まれてくる学びを楽
しみに変えながら、必死になることができたように思い
ます。
4年間を大学で過ごしているのだから、学んでいない人
などいないと思います。意識しているかいないか、意識
できる環境があるかないか、気が付かせてくれる人がい
るかいないか、などの違いだと思います。同じ学部の仲
間や、様々な国の人々との関わり合いのなかで、日々の
学びを意識的に自覚し、またコミュニケーションの価値
を実感できる、アジア学生交流プログラムは、そんなプ
ログラムだと感じました。

台湾の学生たちや様々な人と交流し、いろいろな人に支
援してもらって今回の企画研究「国際交流実践」を終え
ることができました。心から感謝するとともに、今回い
ただいた種を確実に育て、社会に還元していきたいと思
います。


メディア社会専攻 3回生 岩井 友美



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