リオパラリンピック特別壮行会を終えて

Posted on 2016.10.20

先日7月19日(火)、衣笠キャンパス以学館にて視覚障害者マラソン女子
リオパラリンピック代表として内定された近藤寛子さん、伴走者として
リオへ派遣される日野未奈子さんの壮行会を実施しました。
この壮行会は「スポーツ・文化応援サポーター」という、スポーツを通
して学生同士の交流を生み出し、互いに発展できる環境づくりを目的と
した学生団体による企画です。
 
壮行会では両代表者にお越しいただき、視覚障害者マラソンの紹介、競
技を始めたきっかけ、
障害に関することに留まらず、普段のお二方の暮らしなど自由にお話を
していただきました。



限られた時間ではありましたが、近藤さん、日野さん共にたくさんの
メッセージを届けてくださり、会場に足を運んだ学生は真剣なまなざし
でお二人の話を聞いていました。
壮行会の最後には学部の教員や学生による応援メッセージが書かれた
弾幕を贈呈し、和やかな雰囲気の中壮行会は終了しました。



私事で恐縮ですが、この企画を実施するにあたって、さまざまな困難が
ありました。
まず、準備期間が短く、十分な広報が出来なかったこと。1週間という
短い時間の中で計画を立案、ゲストの調整など、企画進行の準備に右往
左往し、度重なる実施日の変更がありました。このような中、学生は前
期末の試験やレポートに追われている状態だったので、会場に来てくれ
るのか、この企画に興味を持ってくれるのか、不安はぬぐうことは出来
ませんでした。 また、実際に自分が行ったことのない競技の企画だった
ため、どのように障害者スポーツやパラリンピックの魅力を伝えていく
かについて難しさを感じました。
 
このような準備期間を経て、当日は学生のみならず、教職員を含めた多
くの方に足を運んでいただくことができました。参加者からは「障害者
スポーツの環境が恵まれていない現状に気づくことが出来た」「近藤さ
んと日野さんの信頼関係が試合中のパフォーマンに強く影響しているこ
とが分かり、コミュニケーションの大切さに気付いた」などの感想が寄
せられました。
後期も引き続き、リオパラリンピックの経験談を皆さんに届けることが
できるような企画を準備中です。



“スポーツを通して学生同士の交流を生み出し、互いに発展できる環境
を作りたい”
「スポーツ・文化応援サポーター」は学内外問わずスポーツ・文化活動
において活躍する学生・団体にスポットを当て、参加者同士の交流、発
展を生み出す「応援文化」の醸成を目的とした学生団体です。
今回の企画の他にも、大学の体育会硬式野球部による同志社大学戦、通
称「立同戦」の企画や京都サンガF.C.とのコラボ企画などを行っており
ます。下記リンク先にあるFacebookにて、活動報告やメンバー募集を
行っておりますので、ぜひご覧ください。

スポーツ・文化応援サポーターFacebook

 
 
文責:スポーツ社会専攻 4回生 山口雅矢(スポーツ・文化応援サポーター代表)

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