産業社会学部子ども社会専攻には
小学校の教員免許が取れるカリキュラムが設置されています。
その中の太鼓実習の授業を紹介します。
講師として、立命館大学の先輩でもある
㈱太鼓センターの東宗謙先生をお招きし
以学館2号ホールにて和太鼓の実習を行いました。
明治期から戦後の様々な政治・文化背景により、
音楽教育において西洋音楽中心になりがちな歴史的経緯の中で
日本音楽の導入が現在うたわれています。
その中で「和太鼓」を学ぶことは、大きな意味・意義があります。
体、耳など五感をフルに使っての実習は、
とても貴重な体験となりました。
授業の始まりに「黙とう」や「礼」を行うなど
ただ太鼓の技術を学ぶだけではなく
日本古来の礼儀やアイデンティティも
学んでいきました。
最初は緊張した面持ちで太鼓を叩いていた学生も
終わりごろには太鼓を叩きながら
笑みがこぼれるなど、
太鼓を楽しむ余裕も出てきたようです。
中には、すでに手に豆が出来ている学生もいて
「今日は筋肉痛に悩まされるでしょう」と
東先生も冗談交じりにおっしゃっていました。