2010年度後期「市政策論」

Posted on 2011.02.21

2010年度後期「市政策論」
―京都市庁で3学生がしあわせ政策を提言発表


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立命館大学が京都市との間で開講した「社会連携講座」、
2010年度後期の「京都市しあわせ(ハピネス)政策論」で生まれた
学生による市民のためのしあわせ政策提言を発表する会が
2月4日(金)、京都市庁舎で開催されました。

市庁舎で発表された政策提言は
2010年度「京都市しあわせ(ハピネス)政策論」(金山勉教授担当)の
最終課題として提出されたものです。
40人あまりの受講者全員による提言の中から
特に優れた3人の学生の提言が発表されました。

会場となった市庁舎寺町第二会議室では、連携講座の主担当課である
京都市総合企画局市民協働政策推進室の松葉公博市民協働課長も出席して、
午後3時30分から発表会が始まりました。


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発表を行ったのは立命館大学産業社会学部の松本洋平さん(4回生)、
法学部の渡邉依子さん(4回生)、そして文学部の竹脇友子さん(3回生)です。

産業社会学部の松本さんは、京都市学生着物プロジェクトを提案しました。
この日のプレゼンテーションのために、着物姿でのぞんだ松本さんは、
京都市の人口の一割を占める大学生を対象として、
学生が着物を着るきっかけをつくり、学生と地元コミュニティのかかわりを
促進するプランを提案しました。


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<産業社会学部・松本洋平さん(4回生)>

文学部の竹脇さんは、京都で主体的なエコに取り組むプラン、
法学部の渡邉さんは、地下鉄に女性の化粧直しスペースとして
「パウダールーム」を設置し、その場から女性の積極的な
市政参加のきっかけづくりをすることをそれぞれ提案しました。


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<左:文学部・竹脇友子さん(3回生) 右:法学部・渡邉依子さん(4回生)>

2010年度後期、市行政の一線に立っている京都市の政策担当者の講義を受けながら、
学生独自の目線と発想で考えた3つの提言発表を受け、
それぞれの提言に直接関連する担当課職員からのコメントや質疑もありました。
発表した学生たちは真剣な表情で意見を聞き、また質問への受け答えもしていました。


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最後に挨拶に立った松葉公博市民協働課長は、
「京都市と京都市で学ぶ学生が本当の意味で、
双方向の連携を持てていることを実感できる意義ある時間となった、
2011年度も同じような機会を市庁舎で持ちたい」
と、締めくくりました。


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<松葉公博市民協働課長>

参加した産業社会学部の松本洋平さんは、
「京都市に自分の政策プランを直接聞いてもらえるこのような機会が与えられることは、受講当初、考えてもみなかったが、とても感謝している」
と、興奮気味に語っていました。

社会連携講座として位置づけられている京都市政策論では、
教室で考え、学んだことを、自分のものとして受け止め、自分との関わりの中で、
社会に発信してゆけるようになることを目標にしています。
2011年度も同様に、学生たちが社会と積極的にかかわれる講座運営を
行うことにしています。

                                                posted by "Ben"

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