ガンマ線で見る天球

Click to see labeled large figure 2008年6月に打ち上げられたフェルミ衛星LAT検出器による2年間の観測から得られたガンマ線の天球図です。楕円は天球を投影したもので、中央が銀河中心方向、上が銀河北極・下が銀河南極方向、中心をとおる水平方向が銀河面になっています。明らかに銀河面はガンマ線で明るく輝いています。それ以外に多数の点状天体が分布しています。これらには活動銀河核パルサーパルサー星雲など、多くの活動的天体が含まれます(左下図)。(左図をクリックするとラベル付きの拡大図を表示します。)


2011年8月に公表されたFermi-LAT Second Source Catalogに載っている1873天体の分布図。AGN(活動銀河核)、Pulsar(パルサー)、X-ray binary(X線連星)、Globular cluster(球状星団)などが他の波長で観測されている天体と同定されていますが、Unassociated(未同定)天体(左図では点で示されている)も多く含まれています。



* フェルミ(Fermi)ガンマ線宇宙望遠鏡ホームページ


Masaki Mori
Last update: Novemb 17, 2011