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立 命 館 法 學

                                                        ISSN 2434-1975

2023年 第3号


 

 論    説   

立法府における男女共同参画の推進
 ――ガラスの天井を打破し、「ジェンダーに配慮した議会」へ――
大 西 祥 世
 軍隊におけるジェンダー平等政策が企図するもの
 ――フランスの取り組みからの検討――
久 保 田 茉 莉
 犯罪と行為・社会・法益・法的関係( 4・完)
 ――タトゥー事件最高裁決定を受けて犯罪類型の相対性を考える――
生 田 勝 義
 もう一人の刑法学者М. М. イサーエフ
 ――ロシア刑法学のソビエト時代――
上 田  寬
 刑罰とは何か(2)
 ――非刑罰的措置と対比して――
冠 野 つ ぐ み
 生成AI と知的財産法上の諸問題
 ――刑事規制の観点から――
日 原 拓 哉
 控訴審における有罪自判と自由権規約14条5項 久 岡 康 成
有罪答弁制度と合理的な疑いを超えた証明 清 水 拓 磨
公判中心主義と被疑者・被告人の権利保障(7・完)
 ――韓国の刑事訴訟法との比較研究――
延  秀 斌
留保所有権および動産譲渡担保権の対抗要件における矛盾・迷走:
 占有改定に対する差別的取扱いが最大の要因
 ――「担保法制の見直しに関する要綱案のとりまとめに向けた検討」に寄せて――
生 熊 長 幸
顔情報の取扱をめぐる民事裁判の法源
 ――中国最高人民法院の司法解釈と民法典人格権編の規定を中心に――
小 田 美 佐 子
消費者法と持続可能性原則
 ――「欧州グリーン・ディール」からの示唆――
谷 本 圭 子
「権利行使阻害型」不法行為による損害賠償請求権と消滅時効 松 本 克 美
個人情報保護の私法的基礎に関する序論的考察(1)
 ――財産権と人格権の交錯する領域における理論的課題――
山 田  希
複数行為者の不法行為責任に関する基礎理論的考察(5)
 ――民法719条1項後段の責任の意義と限界――
尾 藤  司
賠償責任保険契約における故意免責( 4・完) 山 田 拓 広
民営職業斡旋事業法制の履行確保機構による労働者保護(3・完)
 ――イギリス労働関連法制の履行確保機構の統合議論を中心に――
西 畑 佳 奈
立憲民主党の役割と課題、「維新の会」のポピュリズムと「強さ」
 ――「身を切る改革」のデメリットと節約額は、なぜ論じられないのか――
村 上  弘
公共施設統廃合への賛否
 ――住民調査の分析――
柳   至
判 例 研 究
刑事判例研究32
大麻草の種子が発芽生育できる環境下で、大麻草の種子を地中に埋めた
 (播種した)場合、その時点で大麻栽培罪は既遂となるとされた事例
 (東京高判令和3年9月28日高刑集73巻2号2頁、高刑速令和3年259頁、
 判タ1501号104頁)
刑事判例研究会
小 川 大 成
研究ノート
大審院(民事)判決の基礎的研究・20
 ――判決原本の分析と検討(大正12年7月分)――
木 村 和 成

第409号