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2019年度 研究会一覧

間文化現象学と暴力からの人間存在の回復

開催日時 【イベント延期】2020年3月8日(日)14:00~16:00
会場 立命館大学衣笠キャンパス 平井嘉一郎記念図書館カンファレンスルーム
タイトル 「現代フランス思想と政治」
主催(共催) 立命館大学人文科学研究所・間文化現象学研究センター
報告者 講演タイトル:サルトルとドゥルーズを通じて香港の政治運動を理解する
(Understanding Political Movement of Hong Kong with Sartre and Deleuze)

講演者:劉國英教授(香港中文大学)(Prof. LAU Kwok-ying)

(概要)
2019年11月、香港中文大学では「逃亡犯条例」改正に反対する学生と警察が衝突を起こし、死傷者を出すなど、全世界に衝撃を与える事件がありました。その香港中文大学より劉國英(LAU Kwok-ying) 教授(現象学、フラ ンス現代哲学)をお招きし、現在の香港の民衆の政治運動についての現状の分析とその哲学的反省についてご講演いただきます。

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その他 聴講無料・事前連絡不要・参加自由

■ 問合せ ■ 人文科学研究所事務局
Tel:075-465-8225
E-mail:jinbun@st.ritsumei.ac.jp
開催日時 2020年1月26日(日)13:00~15:30
会場 立命館大学衣笠キャンパス 平井嘉一郎記念図書館カンファレンスルーム
タイトル ワークショップ「対話の促し」
主催(共催) 立命館大学 間文化現象学研究センター (立命館大学 人文科学研究所)
報告者 (プログラム)
13:00-14:00 p4c(哲学対話実践)
14:10-15:10 発表
        中川雅道氏(神戸大学附属中等教育学校)
        佐藤勇⼀氏(福井工業高等専門学校)
15:10-15:30 質疑応答

(概要)
p4c (Philosophy for Children〔子どものための哲学〕) とは、アメリカの小学校に哲学を導入するために、1970年代にマシュー・リップマン(1922-2010)によって開発された対等に発言できる環境を実現するための工夫が施されている教育方法のことであり、現在では世界各地の国や地域で実践されている。
中川雅道も神戸大学附属中等教育学校においてハワイスタイルのp4cを日々実践し、近年では生徒たちと障害を有する共同研究者たちとともに対話を行っている。佐藤勇一は、2018年に中川をファシリテーターとして招いて、福井工業高等専門学校におけるp4cの初実践をし、その後、授業内にてp4cを取り入れ始めている。p4cはその対話の授業時間にとどまるものではなく、その後も持続して再考を促し、対話の実践者や参加者だけでなくさまざまな人を問いに巻き込んでいく渦動力をもっている。現在では、日本でもさまざまな校種で、また学校に限らずさまざまな場所でそれぞれに工夫された取り組みが行われており、中川や佐藤の実践はそのひとつにすぎない。
本ワークショップは、まず参加者にp4cに参加してもらい、実際に「対話の促し」を体験してもらいたいと考えている。 その後の発表では、対話がさまざまな対立を巻き込みつつさらに探究を促すものであることを発表者がそれぞれの経験とともに論じる。中川は、多くの人が障害者に抱くステレオタイプが健常者と障害者を互いに孤立させていたことに対話が気付かせ、新たな問いを生み出すように促すことを、その実践とともに発表する。次いで、佐藤は、p4cにおける問いへの応答が、授業時間にとどまるものではなく、自身の文献研究との関連についての考察も促すものであることを発表する。発表を通じて、参加者に哲学対話について考え(直す)機会を提供できれば幸いである。

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その他 聴講無料・事前連絡不要・参加自由

■ 問合せ ■ 人文科学研究所事務局
Tel:075-465-8225
E-mail:jinbun@st.ritsumei.ac.jp
開催日時 2019年11月21日(木)16:20〜
会場 立命館大学衣笠キャンパス 平井嘉一郎記念図書館カンファレンスルーム
タイトル 荒川修作+マドリン・ギンズの現在:哲学と創造性
主催(共催) 立命館大学 間文化現象学研究センター (立命館大学 人文科学研究所)
報告者 現代美術家で建築家の荒川修作(1936-2010)と、詩人のマドリン・ギンズ (1942-2014)は、共同で絵画、彫刻、詩作、映画などの制作に取り組み、その後建築の分野にまで活動を広げた。自分たちを芸術、科学、哲学を統合する実践者であるコーデノロジストCoordinologistと称し、身体と環境の関係を徹底的に変革する作業に取り組んだ。それは「建築する身体」「天命反転」といった独自の思想を提唱することで「死ななくなること」を目指した実践であった。 本セッションは、荒川+ギンズ研究の現在について、哲学、メディア論、身体教育学、ダンス理論/実践の側面から議論するものである。

【発表者】
三村尚彦氏(関西大学文学部教授)
門林岳史氏(関西大学文学部准教授)
小室マイケル弘毅氏(関西大学人間健康学部准教授)
木田真理子氏(立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程)

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その他 聴講無料・事前連絡不要・参加自由

■ 問合せ ■ 人文科学研究所事務局
Tel:075-465-8225
E-mail:jinbun@st.ritsumei.ac.jp
開催日時 2019年5月24日(金)16:30~18:30 末川記念会館 第3会議室
講演会テーマ  超え出るための限定 ―― ヴァリエーションによって自らを基礎づける
<原スクリーン>というテーマ
主催(共催) 立命館大学 間文化現象学研究センター (立命館大学 人文科学研究所)
報告者 【講師】
 Mauro Carbone  ( マウロ・カルボーネ教授 )
 フランス・ジャン・ムーラン・リヨン第3大学

 マウロ・カルボーネ(1956年、マントヴァ(イタリア)生まれ。ジャン・ムーラン・リヨン第3大学哲学科教授。 専門は現象学、現代美学。主な著書に『イマージュの肉ー映画と絵画のあいだのメルロ=ポンティ』 (西村和泉訳 水声社)など多数。
講演言語 フランス語 ( 原稿あり・翻訳配布 )
その他 聴講無料・事前連絡不要・参加自由

■ 問合せ ■ 人文科学研究所事務局
Tel:075-465-8225
E-mail:jinbun@st.ritsumei.ac.jp

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開催日時 2019年5月18日(土)16:30~18:30 
平井嘉一郎記念図書館 カンファレンスルーム
講演者 松山壽一先生
テーマ 学術記念講演会
「造形芸術と自然--シェリングのアカデミー講演(1807年)--」
 松山壽一先生は、シェリングをはじめとするドイツ観念論、カントやニュートンをめぐる科学史研究、 ドイツロマン主義期の芸術や文学の研究をご専門とされ、日本のみならず海外でも広く活躍されました。 立命館大学大学院文学研究科博士課程を修了された後、大阪学院大学で教鞭をとられ、その間、 テュービンゲン大学、バイエルン学術アカデミーへの留学を経てドイツ博物館科学史研究所客員研究員、 カイザースラウテルン大学客員教授などを歴任され、日本シェリング協会会長も務められました。 ご著書は『ニュートンとカント』(晃洋書房)『造形芸術と自然』(法政大学出版局)『悲劇の哲学』(萌書房)をはじめ多数上梓しておられます。
 先生は2019年3月をもって本務校の大阪学院大学を定年退職されましたが、立命館大学でもかつて教鞭をとられ、 多くの院生・学生を指導されました。その長年のご指導に感謝し、ここに学術記念講演会としてご講演をいただきます。
申込方法 加國尚志    kakuni@lt.ritsumei.ac.jp
【2019年5月10日 必着】

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