過年度受講生の声#01

学校法人立命館 国際部 OIC国際課
【2015年度受講】
岡本 香織 Kaori Okamoto

「政策立案トレーニング」受講を通して感じたこと、得られたことを教えてください。 研修では、高等教育全体の動向を踏まえながら、立命館学園の課題や位置づけ、将来を見据えて、現在の教学・経営組織をどのように改変するのか、その主たる経営人材となる現役職員をどのようにアドミニストレーターとして育成するのか、学園トップ層の考えを直接聞くことができ、強い刺激を受けたことを覚えています。常日頃、一人ひとりの教職員が学園の経営的視点を持って業務に取り組むことは、将来の学園発展に向けては重要な意識付けとなります。当該研修では、日常業務に埋没することなく、俯瞰的に学園全体を見たときに、各個人が何を優先して進めるべき仕事であるのか気づかされる機会を与えてくれました。

「政策立案トレーニング」受講後、政策立案の姿勢や仕事への向き合い方がどのように変化したか、教えてください。 政策立案文を実際に作成することで、論理的な立案作成プロセスについて改めて学びました。通常の提案文書では、比較的短い分量にはなるでしょうが、本質としては同じプロセスを踏まえる必要があります。深く現状・環境分析を行い、課題に対する解決策が対応しているかどうかなどを見直すトレーニングだったので、一つの課題に対してじっくり時間をかけて分析やヒアリングを実施し、具体的な構想を練るという経験を積むことができました。今後、課や部の計画目標を遂行するために、当該トレーニングでのプロセスを踏まえて、政策提案を積極的に進めていこうとする意欲が沸きました。

今後の研修受講者へメッセージをお願いします! 私たち職員は、研修生として一定期間の業務時間を拘束されることが、日常業務の負担になってしまうのではないかと不安になるかもしれません。しかし、外部講師による環境分析・情報分析、文章力トレーニング等の講座は、自身の業務スタイルや思考スタイルを見直し、ファシリテーション力やプレゼン力を向上させる得がたい機会となります。また、ゲストスピーカーによる高等教育に関する講義を聞いて、自分の業務に引き付けて考える貴重な機会にもなります。日々の業務の中で、立ち止まって自分の働き方について見直すことはそう多くはないのではないでしょうか。積極的に取り組み、自身の力量アップにつなげるという目標を持って参加してほしいと思います。