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2016.01.18
映像学部のインターンシップ科目をご存知ですか?(その2)
~ 受講した在学生に聞いてみよう!~
映像学部では、学部の学びと関連する企業・団体でインターンシップ(※)ができる科目「学外映像研修」を開講しています。 今回のEIZO VOICEでは、前回に引き続き2016年度の受講申請が間もなく始まる(下記詳細)このインターンシップ科目で実際に学んだ映像学部生に受け入れ先での様子や行った感想をレポートしてもらいます!
※インターンシップとは?:企業や団体にておこなわれる就業(仕事)体験。
「学外映像研修」レポその2:「研修で学んだCM制作クリエイターの真髄」(荻 颯太郎さん 3回生)
【受入先企業】 株式会社電通クリエーティブX ※インターンシップは関西支社でのみ受入
―受講したきっかけは?
元々インターンシップに興味がありました。就業体験がしたくて何かしらのインターンに行きたいと思っていました。将来、映像制作会社に行きたいと考えていますが、「映像制作会社」というと結構CMを制作している会社が多いのに、そういえば自分が今まで映像制作をやってきて、「CMを制作する」という機会が意外となかったので受講を決めました。
―研修内容について教えて下さい。
研修は全部で10日間。はじめはCM制作の企画や演出をおこなう部署でその企業の仕事(CM制作の流れ、ワークス、働いている人の思いなど)について、プランナー・編集・ディレクターなど6名の方それぞれの視点から講義をしてもらいました。他部署(CM制作以外)の仕事についても話を伺いました。次は実際の現場で2本のCM制作にスタッフとして参加。1本については編集の現場も見学させてもらえて、スタジオだけでなく、制作にかかわる色々な現場を見せてもらいました。そして最後に、「CMの企画を考える」というお題が与えられ、それをプレゼンしてプロに講評いただく。非常にハードなスケジュールでしたが、内容が充実していて本当におもしろかったです
―制作現場のスタッフとしても参加させてもらえたんですか?
例えば「スタンド・イン」(照明さん・カメラさんのテストの為に被写体の代わりにそこに立つこと)やCM商品を調理場から運んだり、「記録(スクリプター)」をしたりしました。映像学部で制作経験を積んでいたので、「どうしたらいいんだろう」というような戸惑いはありませんでした。
―ではあまり大変ではなかったということですか?
いえいえ、とんでもないです!とにかくスケジュールが綿密に立てられていて、それをこなすだけで自分は精一杯という感じでした。また、撮影現場では「見学する」ことも主な研修の一つだったので、ただボーっと見ているだけでは時間はすぐに過ぎてしまいます。「手持ち無沙汰だなぁ」などと思わずに、これをどのような視点で見学するか考える必要があり、そこにも苦労しました。あとは、しつこいぐらいに質問もしました。現場の方々が非常に丁寧に接してくださり、お陰でわからないこともかなりクリアになりました。
―どのようなことを学びましたか?
CMの世界の流れや知識を十分に学ぶことができました。映像クリエイターというとその個性や思いが重視されがちですが、CMの現場ではまず「クライアント(依頼者、商品を売る企業)の声」ありき。彼らの要望を聞いてから映像を作ることになります。「決められた枠や条件でいかに作り手の個性を出すか」がクリエイターとしての勝負どころとなります。そのおもしろさを知ることができた。CM業界にすごく興味が湧きました! 映像制作会社の傾向からいうと、採用活動の一環でインターンシップの受入をおこなっている企業はあまりないと思います。また、大学でインターンシップ保険にも加入し、学部ときちんと協定を結んだ企業に受け入れてもらえるので、安心です。インターンシップに参加して、就職活動が始まる前に自分の将来を考える材料を増やしてみてはいかがでしょうか。
荻さんありがとうございました。映像制作といっても多様に業界があり、それを学生のうちから体験できるというのはインターンシップの大きな魅力の一つですね。映像学部では、この「学外映像研修」以外にも、企業の方が大学で講義をおこなう「企業連携プログラム」など、企業・団体と映像学部とのネットワークを活かした科目が多数開講されています。 「就職に強い映像学部」の理由はこんなところにあるのかもしれません。
★★2016年度社会的ネットワーク型授業(「学外映像研修」含む)履修ガイダンス★
日時:2016年1月19日(火)18:00~19:15 ※終了後2015年度研修の報告会実施。
場所:充光館301
申請:1月20日(水)~2月1日(月) ※ガイダンスにて詳細要確認。
●ガイダンスは終了しました。希望者で欠席された方には現在資料を事務室で配布しています。