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2015.10.28

「くまモンと熊本県のブランディング」に関する特別講義を実施しました!


授業の最後にくまモンと一緒に記念撮影

10月26日(月)、立命館大学OBで熊本県大阪事務所くまもとビジネス推進担当課長(参事)の島添大輔氏を講師にお招きし、「くまモンと熊本県のブランディング」をテーマにした特別講義を実施しました。

特別講義は、映像学部科目「情報経済と文化」(担当:宿南達志郎教授)の授業内で行われました。同科目は情報化時代の文化と経済の関係性について学ぶもので、今回はキャラクタービジネスを学ぶ一環として、島添氏とくまモンに登壇いただきました。

島添氏には、くまモンの知名度向上にむけた広報戦略について、当時のスタッフの苦労話を交えながらお話しいただきました。講義では、当初はあえて「くまもと」色を排除して一切メッセージをもたせないようにしたことや、SNSを活用して目撃情報や口コミを集める参加型プロジェクトの実施、デザイン使用無償化などの取り組みが紹介され、無名時代からの露出機会を増やすための地道な活動とともに、「何か面白い」と思ってもらえるような仕掛けをつくったことが、現在の知名度に結びついたのとの分析が述べられました。




「くまモン話題化計画」や「一万枚の名刺配付ミッション」について説明される島添氏


授業後半では、くまモンのブランディングを支える行政職員の業務について紹介。若年層へのアピールや海外進出など、新たなファンの獲得にむけた取り組みを展開する一方で、露出度増加と希少価値とのバランス、本来の目的はあくまで熊本県のPRであるといった課題についても説明いただきました。

講義の合間には、本物のくまモンも登場!学生と交流する場面もあり、特別授業を盛り上げてくれました。





くまモン登場!熊本県に関するクイズやくまモン体操で学生と交流しました。
くまモンのコミカルな反応や機敏な動きに学生からは笑顔がこぼれました。


★受講生のコメント★
・熊本について知ることができ、熊本に行きたくなりました。
・くまモンを用いた熊本県のPRにとても慣れていた。堅苦しくない講義で分かりやすかった。


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