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2016.07.15

映像学部から世界をめざす!~その2~

「映像学部から世界をめざす!」前号では、4回生井内大輔さんの「グローバル」をご紹介しました。

今回は、具体的に立命館大学で活用できる関連プログラムや窓口、映像学部の留学事情などについてご紹介したいと思います!


02.留学を知る
「留学」とひとことで言ってもその種類は様々です。「休学」して、私費で自分の行きたい大学や語学学校を選択して行く留学(海外渡航)もあれば、立命館大学の「留学プログラムに参加」して行く留学もあります。

立命館大学の海外留学プログラムには、①「全学募集プログラム」②「学部・教学機関のプログラム」があります。②は映像学部では「特殊講義(専門Ⅰ)『ハリウッド映画におけるCG史』」が挙げられます。①の「全学募集プログラム」は、更に「イニシエーション型」「モチベーション向上型「アドバンスト型」に分けられ、目的に応じたプログラムが設定されています(詳しくはコチラ)。

03.映像学部の留学事情
映像学部からの留学を考えた場合、はじめに留意すべき点は学部カリキュラムとの関係です。特に実習系科目は、「Ⅰを取ってからⅡ」というように、前期→後期という順番で実習を積み上げていく構造が多いため、履修計画をしっかりと立てて留学時期・期間も慎重に考えなければいけません。

また、映像学部は「卒業研究」通年(前期→後期)の必修科目(これを取らなければ卒業できない)となるため、留学との関係でこの科目を取る時期・卒業時期についても予定を考えておかなければなりません。決して安い学費ではないため、経済的な目途も立てる必要があります。

それらのことをクリアして、留学の計画を立てる場合、休学をして留学するか、全学プログラム参加型の留学を選ぶのかを考えるわけですが、映像学部は休学を選ぶ人が多いのが現状です。これはアンケートをとっていないので、あくまでも留学をした学生への聞き取り等から見られる傾向になりますが、全学プログラム参加型の留学は応募期間が限られていること、また応募条件として相当の語学レベルが設定されている場合が多いことから、より早期の準備が必要となり、実習課題や課外活動などで多忙を極める映像学部生にとってはハードルが高くなることが言えるかと思います。

ただ、休学せずに参加できる全学プログラム参加型の留学は、休学ではなく在学扱いとなるため、最短4年間での卒業が可能になります(4回生で留学する場合は、その間必修科目の卒業研究が履修できないため4年間での卒業はできません)。

休学して留学する場合は、3~6ヶ月の語学研修プログラムで自分のタイミングで行きたい学校を選び、徹底的に語学力を伸ばすといった目的で渡航する学生が多く、その大半が英語力を映像業界での仕事の即戦力にすることを目標としています。最近では語学留学だけでなく、海外の企業でインターンシップをするために休学したいといった相談も少しずつ増えてきています。ただし、休学した場合は、卒業時期が延びることになります。

また、「留学」とは少しカテゴリーが異なるイメージですが、映像学部では「学部・教学機関のプログラム」として「特殊講義(専門Ⅰ)『ハリウッド映画におけるCG史』」を開講し、アメリカで最新のCG映画制作現場に触れ、優れた人材を数多く輩出する教育機関で学ぶといった研修を9日間受けることができます。前号で紹介した井内さんのように、この研修で自分の見えていた景色がガラっと変わったという学生も少なくありません。この申請については毎年1月中下旬にガイダンスがおこなわれます。

もちろん海外に行くだけが「グローバル」ではありません。学内で語学力を伸ばしたり、留学生と交流する場は数多く用意されています詳しくはコチラ)。現在映像学部で募集をおこなっている「映像学部短期留学生受け入れプログラム」の学生バディ(留学生のサポートやショートトリップの引率など【7月20日募集締切】)も身近に体験できる「グローバル」の一つです。授業や課外活動に頑張りながら空いた時間を活用して自分のペースで目標を達成することも考えてみて下さい。

いずれにしても、「映像学部から世界をめざす」ためには、他学部の学生よりも早期に準備を始め、計画を立てることが必須となります。もちろん留学する場合には、帰国してからの履修計画やキャリアプランも先にイメージしておくことが重要です。

04.いろんな人に話を聞いてみよう
少しでも「グローバル」に触れてみたいと思う方は、まず自分の考える「グローバル」を頭に思い描いてみてください。それはきっとただ語学力を上げることではないと思います。その先にもっと大きい目標や道が広がっているはずで、そこにたどり着くための手段として「留学」が必要であれば在学中に是非チャレンジしてほしいと思います。


立命館大学にはそのためのプログラムや制度、メニューが数多く用意されていますし、その選択肢によって相談できる専門の窓口もあります。その窓口でも、先輩でも、友人でもいろんな人に話を聞いてみることから始めてみましょう。
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