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Episode

立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。

※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。

大学院に入学し、先行研究を分析することで自分が何を求め、確かめ、前に進めたいのかを客観的に分析することができた。また、分析内容を先生と相談したり、進捗状況を確認したりすることで方向性と速度を確かめながら進めることができた価値が高い。気軽に相談できる環境や研究できる満足することなく、自分自身を高めることで、より変革力が高まると感じる。

Innovation

大学4回生時に体育会水泳部の主将を務め、他人の気持ちを理解することの難しさ、チームワークの重要性に気づき、チームメイトが誰一人として取り残されることのないチームづくりを意識したことで、大きな自己成長にもつながった。

Resilience

アルバイトで様々な失敗や困難を乗り越えた経験から、世の中結局どうにかなると思うようになった。具体的には、発注ミスや人員ミスなど、経営側の行動で起こしてしまったミスに対して、どう対処したかが大事だと気付いた。

Resilience

3〜4年前に、仕事で自治体に雇われていた頃、自分の企画として、地域の若者に動画の作成を依頼したことがあった。若者達には好きに動画を作成してもらうつもりで企画を進めていたが、動画が出来上がる最後のチェックの段階で、自治体側からの修正指示が大量に出てきた。その際、お互いの意見をうまく取りまとめることができず、自治体側の修正指示を優先したため、彼らが考えていた通りの作品ではなくなってしまい、彼らは怒り、動画内に自分達の名前も入れて欲しくないということになり、結果、誰も望んでいないものができてしまった。その事で、自分の仕事の進め方や、自分が何を守らないといけなかったのかについて非常に反省させられた。その仕事も辞めてしまおうと何度も思ったが、辞めるのは一番簡単な選択なので、それ以外で自分にできることはないかをもっと真剣に考えるようになった。それ以来、安易に人に頼らず、自分にできることを積み上げることで、実績と他者からの信頼を得る重要性を学び、一人で動画作成をするようになったが、それなりの結果を残すことができたことと、その後の仕事につながり、そこでも困難に負けずに考え続け、現状を打破する思考や忍耐力のようなものが身についたと思われる。

Resilience

私は、教育のされ方もあり、自分の弱い部分を認められず、自分が完璧でなければならない、理想の姿であり続けなければならないとずっと思ってきました。そのために自分らしさを見失うことも多く、挫折を経験してきました。家族から理解を得られないのは苦しいことですが、この経験を通じて、何度も何度も自分の傷と向き合い、言葉の重み、自分らしく選択していくことの大切さを学びました。 私はまだ、完全に立ち直ったわけではありません。しかし、自分の人生を諦めることだけはしたくないと強く思います。私の知る痛みが、誰かの痛みを和らげることに繋がること、自分と他者に心の境界線を引くことで、互いを大切にすることができるようになるなら、それが私のしたいことであると感じています。

Resilience

大学一回生の頃、自分の意思で決めた進学先でなかったことから、半期一度も授業に出席することなく、授業単位を多く落としたことがあった。大学を中退しようかという考えもよぎったが、集団に所属していないことへの不安がまさり、大学に再び通うことにした。当初は、学ぶ内容に興味がなく、意欲的ではなかったが、課題提出の管理や、自身の完璧主義を取り払いながら、学生生活を送るよう、工夫した。留年はしたくないと、学業に重きを置いた結果、西園寺奨学金を複数回いただけるまでに至ったことで自信がついた。

Resilience

留学生としてはじめて今まで生活したところと違う場所で一人暮らします。昔から受けた教育には、何にも完璧で完成したらよいだということです。そのため、自分の失敗は納得できないことです。ですが、日本の大学院に入ると、いろんなことを勉強しました。今はぜんぜんそう考えていません。困ったことでもいい、失敗したことでもいい、それは人生の貴重な経験です。

Resilience

大学受験に失敗したときに、当時の高校の先生に気にかけてもらっていたので卒業前に多くの話をした。その中で、先生に多くのアドバイスをいただいた。その中の一つに「どこに行くかではなくて、自分がそこで何をできたのか」が重要だと教えていただいてからその言葉がそれ以降の行動をするきっかけとなった。その結果、力が身についたように思う。

Resilience

ボランティアや仕事の場面で、失敗の中にたくさんのヒントがあったり、自分の願いがあったりすることがわかり、それを違う思いで壊していることも確認でき、その後悔を生き直すという生き方をボランティアの主催の先生から教わった。

Resilience