立命館大学 エクステンションセンター

公務員試験とは

国や社会を支える公務員を目指そう

公務員は、日本全国民に対して、広く公共の利益のために働く「全体の奉仕者」として、幅広い社会貢献のできる仕事です。社会制度や社会インフラなどの構築・維持をはじめ、私たちが普段当たり前のように暮らしている生活の基盤を支えています。

国の機関で働く場合は「国家公務員」、地方公共団体では「地方公務員」となり、国民や地域住民に幅広いサービスを提供しています。「国家」「地方」や職種によって仕事のフィールド、将来のキャリアプランは変わってきますが、国や地域を支え、私たちの日々の生活に大きな影響を与える、とてもやりがいがある仕事です。

エクステンションセンターでは皆さんが目指す公務員への進路を実現するために、多くの先輩を公務員として送り出してきた長年のノウハウや最新の試験動向を踏まえて、非常に質の高い講座を開講しています。また、講座だけでなく、立命館大学の強みであるOB・OGのネットワークを活用できるなど、公務員を目指す環境が整っています。

ぜひ、エクステンションセンターを活用して、皆さんの目指す進路を実現してください。

まずはガイダンスに参加しよう

立命館大学は、公務員の各種試験に合わせた手厚い支援を実施しています!

各講座では募集に先立ってガイダンスを実施します(3~4月実施予定)。ガイダンスでは、講座の詳細に加え、試験制度や仕事の内容など知っておくべき情報をお知らせします。まずはガイダンスに参加して、講座の内容をよく把握してから受講手続きを行いましょう。受講に関する相談も随時受け付け予定です。

公務員になるまでの流れ

1公務員試験をめざして学習

まずは1次試験(筆記試験)合格に向けて学習!

21次試験(筆記試験)に合格

次は2次試験(人物試験など)の合格に向けた対策を強化!

32次試験(人物試験)※に合格

(国家公務員のみ)官庁訪問(採用面接)の突破に向けた対策を強化!

※人物試験とは、面接・グループディスカッションなど、「人物的素養」を見る試験を指します。

公務員試験TOPICS

試験の種類について

国家公務員は総合職・一般職・その他専門職や特別職などの職種別に、地方公務員は自治体ごとに採用試験が実施されます。

国家公務員 総合職 「政策の企画立案などの高度な知識、技術または経験を必要とする業務に従事する」職員。国内外の多様な舞台で様々な仕事を経験し、国の仕組みの根幹である政策の企画・立案といった責任ある仕事を任されます。
一般職 「事務処理などの定型的な業務に従事する」職員。総合職が政策を作るうえで必要なデータ収集や、労務管理などのサポート役、特定分野の専門スタッフとして働くことが期待されています。霞が関の府省庁だけでなく、地方にある各府省庁の出先機関で働くことも可能です。
その他(専門職や特別職) 国税専門官、財務専門官、労働基準監督官、外務省専門職、防衛省専門職、裁判所職員などを指し、様々な分野でその専門性を発揮しながら第一線で活躍します。
地方公務員 国の施策に沿いながらも、地方の実情に即した行政サービスを実施し、より住民に身近な存在として活躍ができます。自治体によって様々な特色や政策があったり、自治体間で連携して広域行政を推進したりしています。

試験の構成と併願先について

受験先によって範囲や難易度の違いはありますが、公務員試験の基本的構成としては、一般的な知識を問う「教養試験(基礎能力試験)」と専門的な知識を問う「専門試験」といった筆記試験と、人物的素養を見る「人物試験」が課されます。国家公務員や地方公務員など、どの採用試験を受験する場合でも学習内容は共通する部分が多いため、受験生は複数の採用試験を併願することが一般的です。公務員試験は年に1回しかチャンスがないと思われがちですが、実際は年に複数の採用試験を受験する機会があります。

教養試験 基礎的な能力や知識をはかるための試験です。「基礎能力試験」と呼ばれることもあります。
一般知能分野(文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈など)、一般知識分野(社会科学、人文科学、自然科学、時事など)からなります。
専門試験 試験区分に応じて必要な専門的知識や技能をはかるための試験です。
法文系では法律・経済・行政系の科目、技術系では工学の基礎的科目のほか、土木・建築・機械など専門性に合わせた科目から出題されます。
人物試験 人物面での素養や公務員としての適性を確認するための試験です。
面接、集団討論、プレゼンテーション試験などのほか、「適性検査」といった筆記形式のものなど様々な種類があります。

「人物試験」が重視される傾向

近年、どの公務員採用試験でも人物試験を重視する傾向が高まっており、面接や集団討論などを通して受験者の物事の考え方や集団内での振舞い方などの人物的な素養を確認しています。また、その傾向は筆記試験などにも影響を与えており、一部の自治体では民間企業と同じ採用方法を選択しているところもあります。具体的には、筆記試験において民間企業と同様の試験(リクルートの適性検査SPI3など)を導入している自治体や、筆記試験を課さずにエントリーシートや面接のみで選考を行う自治体が増えてきています。試験制度は自治体によって異なりますので、自身が志望する自治体のホームページなどで最新情報の確認を心掛けてください。

人物試験対策について

技術系公務員とは

理系学生の活躍の場は民間企業だけではありません。理系の技術や専門性を活かして「国民の安全・安心」や「利便性の向上」「国際・地域経済の発展」などに貢献する、それが「技術系公務員」です。近年、食の安全や環境問題、社会インフラの更新や再構築など国民の生活に関わる課題が山積しています。技術系公務員には、活躍の期待に加えて、採用のニーズも高まっており、理系学生にとっては今まで以上に挑戦しがいのある環境であると言えます。

技術系公務員とは