R2020後半期(2016-2020)計画

はじめに

近年、国内外の社会情勢のみならず国の教育政策や、
学園で学ぶ学生・生徒・児童の資質や素養も急速に変わりつつあります。
こうした状況において2020年代以降も「選ばれる学園」であり続けるために、
立命館は学園が一体となってビジョン・中期計画の策定を行い、計画的に学園の改革を進めています。
2011年度~2015年度にかけては、「R2020前半期計画」として多岐にわたる取り組みを実施してきました。
その前半期計画の到達点と課題を整理し、策定したものが今回の「R2020後半期計画」になります。
この計画は、10年後の2025年を見すえて、2016年度~2020年度に取り組むべき課題を取りまとめたものです。
本計画の策定にあたっては、各学部・研究科、各学校、各部門等において立命館スタンダードとも言うべき、
際立った教育・研究水準の確立を追求することに重点を置きました。
そして、特に教育の面では、グローバル・多文化社会の中で、学生・生徒・児童の多様な成長に責任を持ち、
多様性から創造性、イノベーションを創出する学園となることを大きな目標として掲げました。
計画の中では、この目標の達成に向けて個別の大学・学校ごとにめざすべき水準と
具体的な数値目標または指標を設定しています。
これらの課題一つひとつの達成度確認・検証を繰り返し、計画を着実に推進することで、
将来にわたって社会から「選ばれる学園」の実現をめざします。

立命館憲章

THE RITSUMEIKAN CHARTER

立命館は、西園寺公望を学祖とし、1900年、中川小十郎によって京都法政学校として創設された。「立命」の名は、『孟子』の「尽心章 句」に由来し、立命館は「学問を通じて、自らの人生を切り拓く修養の場」を意味する。

立命館は、建学の精神を「自由と清新」とし、第2次世界大戦後、戦争の痛苦の体験を踏まえて、教学理念を「平和と民主主義」とした。

立命館は、時代と社会に真摯に向き合い、自主性を貫き、幾多の困難を乗り越えながら、広く内外の協力と支援を得て私立総合学園 への道を歩んできた。

立命館は、アジア太平洋地域に位置する日本の学園として、歴史を誠実に見つめ、国際相互理解を通じた多文化共生の学園を確立する。

立命館は、教育・研究および文化・スポーツ活動を通じて信頼と連帯を育み、地域に根ざし、国際社会に開かれた学園づくりを進める。

立命館は、学園運営にあたって、私立の学園であることの特性を活かし、自主、民主、公正、公開、非暴力の原則を貫き、教職員と学生の参加、校友と父母の協力のもとに、社会連携を強め、学園の発展に努める。

立命館は、人類の未来を切り拓くために、学問研究の自由に基づき普遍的な価値の創造と人類的諸課題の解明に邁進する。その教育にあたっては、建学の精神と教学理念に基づき、「未来を信じ、未来に生きる」の精神をもって、確かな学力の上に、豊かな個性を花開かせ、正義と倫理をもった地球市民として活躍できる人間の育成に努める。

立命館は、この憲章の本旨を踏まえ、教育・研究機関として世界と日本の平和的・民主的・持続的発展に貢献する。

2006年7月21日 学校法人 立命館

<立命館学園の構成図>

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